こんにちは、リモです。
今回はタイトルの通り
ということで、ガッツリお伝えしていきます!
サムネにもあるので結論を言ってしまうと、
- 30 問の正答を目指す!
ことを目標に Part 7 を解いていくわけですが、
- なぜ 30 問なのか?
- どういう風に解いていくか?
について、具体的なステップや傾向も含めて、徹底的にお伝えしていきますね。
Part 7 は問題数も多い (54 問) ので、
なんて人も多いでしょう。
僕でも限られた時間で全部解くのは結構ハードに感じます。
ただ、 Part 7 は問題数が多いので TOEIC の Reading Part でのスコアの大半を占める部分ですので、
- どういう風に解いていくか?
- どのように取り組むか?
は、Reading スコアに直結する と言っても過言ではありません。
適切に対策をして、スコアをちゃんと上げていきましょう!
ちなみに、他の Reading Part の解き方も解説してますので、これらも是非お読みください!
ではでは、他の記事の紹介も終えたということで(笑)、具体的な Part 7 の話を進めていきますね!
なぜ 54 問のうち、30 問を解くべきなのか?
まず、Part 7 で 30 問解くべき理由から説明しますね。
理由は 2 つあります。
- 時間も限られているし、難しい問題もあるから
- 30 問解けば十分に TOEIC 600 を超えられるから
それぞれについて、説明しますね。
時間も限られており、難しい問題もある
一度でも TOEIC を解いたことがある人は、
と、Part 7 に圧倒されたことがあると思います(笑)。
背景としては、以下の理由でしょう。
Part 7 が難しい背景
- たくさんの英単語を理解しなければならない
- 1 つ 1 つ英文法を正しく把握しなければならない
- 圧倒的な量の英文を読まなければいけない
こう書くとシンプルかもしれませんが、限られた時間でこれらをやり切るのはなかなか難しい。
それこそ、TOEIC 900 越えでも Part 7 で 54 問全部解き切れないパターンもザラです。
僕が TOEIC を初めて超えた時も 6~7 問くらい塗り絵してましたからね。ホントに時間が足りません(笑)。
だからこそ TOEIC 600 を目指すレベルであれば、積極的に塗り絵してもいいので 30 問を確実に正答できるように解いてきましょう!
Part 7 に限らず TOEIC 全体で言えますが簡単な問題と難しい問題があるのが TOEIC ですので、しっかりと
- 解くべき問題
- 解くべきではない問題
を見極める必要があります。
そして Part 7 に関してざっくり言えば、傾向としては後半の方が難しい。(Part2, 3, 4, 5 も後半が難しめ)
必ずしもではないですが、147 ~ 175 の中でも比較的前半の方が解きやすく、後半になるにつれて難しくなりがちです。
ただ、前半後半かかわらず解きにくい問題があるのも事実ですので、あくまで ”傾向” というイメージでいきましょう。
176 からの ダブルパッセージ、トリプルパッセージは必然的に読む量も多くなるので、難しい割合は多くなります。
中には特定の部分だけを読んで解ける問題も数問ポツポツありますが、基本的には難しいので、
という姿勢は TOEIC 600 レベルでは持つ必要はありません。
ではでは、なぜ 30 問なのか? という部分を深堀していきますね!
30 問解けば、十分に TOEIC 600 を超えらえる
先ほど紹介した Part 5 と Part 6 の記事でも、どれくらい問題を解くべきかをお伝えしてます。
- Part 5: 18 ~ 20 問
- Part 6: 10 問
- そして、Part 7 が 30問
ちなみに、解く時間に関しては、
- Part 5: 15-20 分
- Part 6: 12 分 前後
- Part 7: 43 ~ 48 分
このような時間配分ですね。
つまり、Part5、6、7 合わせて
(1問 5点の単純計算で Reading: 290 ~ 300)
TOEIC 600 を目指すならこれで十分です。
概算ですが、60 問正解すれば TOEIC Reading 300 取れますから。
ただ、こう言うと、
こんな声が聞こえてきそうなので、こちらにも答えるとすると、、、
…はい、全くもってその通りです(笑)。
実際問題として、TOEIC 600 を目指すレベルであれば、問題を解く中で、
- 読み間違い
- 語彙力不足
- 文法を見極められない
- 時間のプレッシャー
- 結果として正確な意味を取れない
などなど、正しく理解できない状況は必ずやって来るので、全問正解は無理でしょう。
そもそも、全問正解に囚われて、
とプレッシャーを感じ始めたら、本来の力を発揮できなくなりますからね。
「じゃあ無理じゃん!」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。
ご存じの通り、TOEIC はマークシートのテストです。
…適当にマークしても正答する可能性も十分あるわけですよね(笑)?
反感を買いそうな話題ではありますが、一度ここで確率的に考えてみましょう。
仮に、Reading 100 問のうち 60 問だけを解いた場合、100 – 60 で 40 問は適当にマークできます。
選択肢は常に 4択 (A~D) で選ぶので、完全に運に任せても正解する確率は 1/4。
つまり、
シンプルに 1問 5点で 10 x 5 = 50 点
確率的に言えば、ランダムにマークしてもこれだけスコアが上がるわけです。
と考える人もいると思います。
けど、大丈夫です(笑)。
元も子もない話をしてしまえば、
運も実力のうち
なんて言葉もありますからね。
考え方の一つとして、目標スコアを取るための方法の 1 つと割り切ってしまっていいでしょう。
そもそも今まで TOEIC を受けてきた結果のスコアも、適当にマークして正解したものが加味されたスコアですからね。
だからこそ、ある種割り切った方が
と考えやすく、結果として良いパフォーマンスを発揮できるはずです!
Reading よりも Listening の方がスコア取りやすい
余談ですが、Listening の方が一般的にReading よりもスコア平均が高いです。
シンプルに Listening の方が Reading に比べて簡単なので。
- 聞き取れるかどうか
が問われるのがリスニングですので、実際のリスニングに使われる英単語や英文法はリーディングと比べると決して難しくありません。
TOEIC 受講者の平均スコアも Listening の方が高いですし、僕が今まで見てきた 90 % 以上の人が Listening の方が Reading よりスコアが高かったです。
どのくらいスコアの差が生まれるかというと、
- 50 ~ 100 点
ほど。Listening の方がスコアが高い傾向がありますね。
僕自身のスコア遍歴を振り返ってみても、だいたい 60 ~ 90 点くらい Listening の方が上でした。
スコアが 900 を超えるとその差は少なくなっていきますが、
と考えていいはずです。
Listening 対策に関しても、下記の記事で Part 毎に解説しているので、是非参考にしてみてください!
リスニングの方がスコアを取りやすい観点から考えてみても、
の適切な根拠になると思います。
つまり、
TOEIC 600 越えの Part7 解き方
- 54 問のうち 30 問を正答する
- 実際は、30 問正答できなくても、運で塗り絵でも正解できる
- そもそも、リーディングよりリスニングの方がスコアを稼ぎやすい
この考え方は妥当性があると言っていいでしょう!
TOEIC 600 越えのための具体的な解き方
さてさて、具体的な解き方のお話です。
繰り返しますが、
解ける問題に時間を使い、解けない問題には時間を使わない
この姿勢で TOEIC の Reading Part を解いていくので、Part 7 を解くステップは下記になります。
Part 7 を解く3 つのステップ
- パッセージを解くかどうか判断する
- 解く時間を決め、まずは設問を読む(選択肢は見なくてOK)
- 何が聞かれるか把握してから、最初から問題文を読み始める
それぞれについて、順を追って見ていきましょう。
1. パッセージを解くかどうか判断する
まずは、解くかどうか? の判断をしていきます。
基本的には、147 ~ 175 のシングルパッセージに取り組み、可能な限り全ての問題を解きましょう。
147-175 をメインに!
もちろん、1 つのパッセージで全然内容が頭に入ってこないこともあるでしょう。
そういう時や
と一例として 90 秒以上考えてわからなければ、次の問題に取り組んだ方がいいです。
解けそうな問題に時間を使うよりも、ちゃんと解ける問題にフォーカスすべきですからね。
そしてお気づきの通り、これだけだと目標の 30 問には届きません。
ですので、ダブルパッセージやトリプルパッセージに手を伸ばし、解ける問題を少しずつ解いていきます。
具体的には後で説明しますが、ダブルパッセージやトリプルパッセージにも、語彙の言い換え問題や部分だけでも解きやすい問題がありますからね。
基本的には、シングルパッセージで 25 問以上解き、残りは ダブルパッセージやトリプルパッセージで解くイメージですね。
ちなみに、 ”解けそうかどうか?” を見極めていくわけですが、この判断は結構難しいんですよね。
人によって得意なジャンルがあったり、事前知識が異なってたりするので、
と察せる人とそうでない人がいるというか。
まあ中には
なんてパターンもあるので推測とか事前知識が役に立たない場合もありますけどね(笑)。
なので、スタンスとしては、
くらいが丁度いいでしょう。
という人は、英単語力や文法問題の理解が不足している可能性があるので、後述する対策のところをしっかり読んで欲しいと思います!
話を進めるとして、次のステップに行きますね。
2. 解く時間を決め、まずは設問を読む(選択肢は見なくてOK)
解く時間の目安は、
- シングルパッセージで 2 問: 3分
- シングルパッセージで 3 問: 4分
- シングルパッセージで 4 問: 5分
つまり、シングルパッセージは問題数 プラス 1分 で考えるとちょうどいいと思います。
(ダブルパッセージやトリプルパッセージは、明確な時間はあえて設けてません。空いた時間を適宜使っていく感覚です。)
逆に言えば、これ以上時間をかけるのは NGと考えましょう。
何度も言っている通り、
- 解けない問題に時間を使わず
- 解ける問題に時間を使う
この解き方が TOEIC のリーディングでは重要ですので、解けそうな問題に時間を使わずに次の ”解ける問題” にフォーカスすべきです。
使う時間に気を付けて解いていきますが、いきなりパッセージの中身を読み込んではいけません。
まずは設問の問題文を読んで、少しでもパッセージに備えましょう。
と準備できますし、問題にピンポイントでアンテナを張った上で読み進められるので、いきなりパッセージを読む場合に比べて正答率が上がります。
TOEIC 900 越えくらいからは、いきなりパッセージを読んでも内容を掴めると思いますが、TOEIC 600 越えを目指すならば不要ですので、まずは設問の問題文を読むのがおススメです。
あ、ちなみに、選択肢の中身までは読まなくても大丈夫です。
A. ~~~~
B. xxxxx
C. ooooo
D. △△△
これらは読まなくて OK。そこまで読んでしまうと、変に先入観を持ってしまう可能性がありますし、4 つ全部読むとそれが時間のロスになりますから。
画像付きで説明するなら、
- 問題文の赤枠を最初に読んでから
- その後に青枠のパッセージ本文を読む
流れですね。
↑ 公式問題集 6 より引用
ですので、
ことを意識しましょう!
ダブルパッセージやトリプルパッセージは解ける問題を解こう!
という話をしました。
これらを全部解こうとすると、
- 読む文量が多かったり
- 結構頭を使うパターン
があるので、時間が足りなくなるので、あまりおススメはしません。
まあ、解くとしてもダブルパッセージでしょうか。
試験次第ですので何とも言えませんが、割とシンプルに解きやすいダブルパッセージもありますので。
TOEIC 600 を目指すレベルであれば、最初からトリプルパッセージに関しては解かないと決めてしまっていいと思います。9割方難しいので(笑)。
ただ、そうは言っても
この姿勢は変わらないので、ダブルパッセージやトリプルパッセージでも解きやすいモノをピックアップしてみます。
↑ 公式問題集 6 より引用
オレンジ色枠に関しては、固有名詞を聞いているので、比較的答えやすいです。
また、あくまで傾向ですが、そのパッセージの 1個目の質問は 1つ目の文章に答えが書いてあるパターンが多いです!
赤枠は言い換え問題。closest in meaning to ~~ ということで、最も意味が近いのは?と聞かれているので、語彙力や前後の文脈から答えられるパターンもあります。
緑線に関しては、letter と書いてあるので、ダブルパッセージもしくはトリプルパッセージの中の、letter (手紙) の中に答えがあるパターンがあります。
ただ、あくまでパターンです。必ずそうなる、という話では決してありませんのでご注意を。
- 1個目の質問が難しかったり
- 言い換え問題でもしっかりと前後の文脈を理解したり
色んな可能性があるので、あくまでテクニック的に頭の片隅に入れておく程度でお願いします!
さて、ダブルパッセージ、トリプルパッセージの余談を挟みましたが、ここまでは
- しっかりと問題文を読んで本文に備える
話の途中でしたので、その続きを説明していきますね。
3. 何が聞かれるか把握してから、最初から問題文を読み始める
問題の予想も出来たら、後はシンプルに解いていくだけです!
ただこのときは、ななめ読みとかスキミングとか速読とか、そういった小細工はしません。
とにかく、何よりも大切にすべきことは正確に読もうとすること。その姿勢です。
正しく読めさえすれば、自然と正解を選べますからね。
まあその理解が一番大変なんですが(笑)、これには楽な道はないと思っています。
兎にも角にも正確に!
この正確な理解には、
- 英単語力
- 英文法の知識
- 問題演習の積み重ね
こういったものが如実に求められます。
ここまでの解き方を参考にしてもらうだけでもだいぶ解きやすくなるはずですが、やっぱり最後に求められるのは総合的な英語力です。
と思うかもしれませんが、正しい方向性で学習すれば身につくのが英語力ですので、肩を落とさずに続きを読んでいただければと。
地道にやれば必ず英語力は上がるので!
TOEIC 600 を超えるための Part 7 の対策は?
先ほども言った通りですが、
- 英単語力
- 英文法の知識
- 問題演習の積み重ね
これらを高めていくわけですが、英語力の高め方については別の記事でお伝えしているので、その記事に譲りますね!
問題演習に関しては、Part 7 に特化したモノでも公式問題集でも何でもいいんですが、大切な視点として
- なぜ間違えたのか?
- 次やったときに同じミスをしないか?
この 2 つの視点を持つこと。これが重要です。
なぜ間違えたのか?を意識し続ける
TOEIC では
- ちゃんと英単語を覚えられているか
- 英文法を正しく把握できるか
- 英文を正確に理解できているか
これらが問題を解く過程で自然と問われています。
適切に英文を理解し問題に答えられれば正答になるわけですが、それが出来ないと間違いますよね。
Part 7 の対策をするならば、なぜ間違えたのかをもっと掘り下げていく必要があります。
それが、
- なぜ間違えたのかを意識する
になります。
間違うには間違う理由があるわけです。
そしてその理由を潰していくことこそが、英語力の向上に直結します。
具体的に言えば、
- 英単語がわからない理由で間違ったなら、その理由を潰すということは、知らなかった英単語を覚える
- 英文法がわからない理由で間違ったなら、その理由を潰すということは、わからなかった英文法を覚えるわけ
- ケアレスミスで間違ったなら、その理由を潰すということは、ケアレスミスを気を付ける
これらを繰り返していくことで、英語の知識は間違いなく積み重なってきます。
そして、
ので、結果として TOEIC スコアも上がっていきます。
つまり、
- なぜ間違ったのか?を意識し
- 間違った理由を潰していく
ことこそが、出来ないことが出来るようになるプロセスですので、まさにレベルアップになるわけです。
ただ、なぜ間違ったのか?を意識するだけでは不十分な場合もあるので、同じミスをしないか? と自問していくことが求められてきます。
同じミスをしないか? と自問する
なぜ間違ったのか? を意識し、間違った理由を潰して
となった後、これで終わってはいけません。
良くあるパターンとして ”わかったつもり” になっていることが多いです。
これ、ホントによくあります(笑)。
忘れるのが人間だ
と誰か偉い人が言ってそうですが、まさにその通りです。
人間はドンドンと忘れていきます。
だからこそ、
と自問する姿勢が大切です。
では具体的にどうするか? というと、答えは復習です。
…はい、よくある答え過ぎてすみません(笑)。
ただ復習は学習の王道というか、勉強と言えば復習みたいなところがあるので、これはもう避けようがありません。
英単語の部分でもお伝えしていますが、人間は
- 思い出すタイミング
- 想起すること
で記憶が強化されていきます。
これを繰り返していくことで、ドンドン記憶に定着していって、たくさんのことを覚えることが出来るわけです。
ですので、なぜ間違ったのか? で、間違えた部分を潰した後は復習をしましょう。
具体的なタイミングとしては、
復習のタイミング
- その日の夜
- 次の日の朝
- 1週間後 (その週の週末でも OK)
- 1か月後
がおススメです。
理由は、有名な ”エビングハウスの忘却曲線” の実験結果に基づいているので、信憑性はあるかなと!
まとめ
ここまで長い文章を読んでいただきありがとうございます!
ざっくりまとめますと、
Part 7 (というか TOEIC Reading)は 時間も限られており、難しい問題もあるため、30 問にフォーカスする!
なぜなら、30 問解けば、十分に TOEIC 600 を超えらえるから。
- Reading で 60 問正解できれば 300 点
- 確率的な観点
- Reading よりも Listening の方がスコア取りやすい観点
いろんな角度から、TOEIC 600 越えであれば 30 問で十分であることを説明しました。
そして、
具体的な解き方
- パッセージを解くかどうか判断する
- 解く時間を決め、まずは設問を読む(選択肢は見なくてOK)
- 何が聞かれるか把握してから、最初から問題文を読み始める
ただ、やっぱり基礎的な英語力が求められるから、英単語や英文法、問題演習をしっかりしよう!
問題演習のときは、
- なぜ間違えたか?
- 次同じミスをしないか?
を意識することで、着実に英語力は上がる!
という話をしてきましたね。
一気にお伝えしたので、気になる部分は是非読み返してみてください。
テクニック的なこともお伝えしましたが、最後にモノを言うのは英語力だと思ってます。
是非とも、少しずつでも学習して、英語の地力をつけていきましょう!
ではでは、今回はこの辺で!
P.S
- 時間配分がしっくり来ない…
- Part7 がやっぱり苦手だ
- この英語表現を解説して欲しい!
などなど、
- どのように学習すればよいか悩んでいる
などありましたら、遠慮なくお知らせください。
個別で相談に乗らせてもらっています。
100%返信させてもらっていますので、お気軽にどうぞ!
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