どーも、リモです。
今回は、
に引き続き、Part5 の ”文法問題” について前提となる話を説明していきます。
かなり具体的な話もしていくので、もしまだ覚えていない部分などあれば、
内容になるはずです。
Part 5 は
- 得点源にもなる
- 時間をかけずに解くことが求められる
- 対策しやすい
特徴があると思っています。
特に、TOIEC 600 を超えていくならば、
- しっかりと得点しつつ
- 必要以上に時間を使わない
これらが重要になってきます。
ちなみに、嬉しいことに Part 5 は
があります。
つまり、
中学英文法がちゃんとわかれば、解ける問題は多くなる
わけです。
そして Part 5 に時間をかけずに解ければ、
- Part 6、Part 7 に使える時間が増える
Part 5 をスムーズに解くことが、リーディング全体の底上げにつながるわけですね。
逆に言えば、
- Part 5 で時間を使い過ぎると、Part 6, 7 に使える時間が減ってしまいます。
まあこれは、Part 6, 7 にも言えることですが、比較的に
ため、他の Part にちゃんと時間を残しやすいわけです。
ちなみに、解く時間に関しては、
- Part 5: 15-20 分
- Part 6: 12 分 前後
- Part 7: 43 ~ 48 分
このような時間配分がおススメ。
Part 5 から順番に 6, 7 と読み進めるとすると出だしで躓くかスムーズにいくかでその後が変わってきますよね。
だからこそ、Part 5 が重要になります。
目安としては、Part 5 では 18 ~ 20 問正答したいところですね。
TOEIC 600 を目指すレベルであれば、これくらいを目標にしてわからない問題を飛ばしていくべきです。
言ってみれば、Part 5 はバスケットで言う
- リバウンド
みたいなイメージです。
- Part 5 を適切な時間配分でスムーズに取り組めれば、Part 6, 7 でも高いパフォーマンスを発揮しやすい。
- 逆に、Part 5 で不要に時間を使って、解けない問題に時間を使うと、その後の Part 6 や 7 に悪い影響が出る。
これと同じように、バスケットのリバウンドでも、
- オフェンスでもリバウンドを取れれば、そのまま得点のチャンスが来るし、
- ディフェンスでもリバウンドを取れれば、相手の攻撃をしのいで、別のチャンスが来る
それくらいリバウンドは重要ですよね。
リバウンドを制する者はゲームを制す!
言葉もありましたからね。
まあちょっと大袈裟だったかもしれませんが(笑)
でもホントに、Part5 を正しく対策することで、
のは間違いありませんので、是非とも力を入れて対策してみてください!
では、本題に入っていきます。
Part5 文法問題を確かな得点源に
まず初めに、Part5 の文法問題は時間をかける必要はありません。
なぜなら、前後を読むことでおおよそ理解できるからです。
もちろん、すべての文法問題が前後を読むだけで正答できるわけではないですが、少なくとも
- 必要な情報が前後にある
- 選択肢の品詞がわかる
この 2 つの条件が揃ったときには、
状態に持っていきたいところです。
問題によってフォーカスする部分は変わってきますし、
- 中学英文法はちゃんと理解している
前提は必要ですが、
ことが必要になってきます。
中学英文法については、下記の記事でお伝えしています。
中学英文法をしっかりと理解できれば、前後関係を見極めることは難しくありませんので、
- 選択肢の品詞
について掘り下げていきます!
名詞、動詞、形容詞、副詞 について前提共有
文法問題を解く上では、
- 選択肢に並んでいる英単語の品詞を理解しない
ことには問題を解けません。
なぜなら、
とも言えるくらい、品詞が大切だからですね。
品詞を適切に判断しないと、ルールの決まった英文が無茶苦茶になってしまいますので。
例えば、日本語でも
私のごはんに明日を食べた。
と言ってしまうと意味が通りませんよね?
私は明日、ご飯を食べる。
適切に配置することで、初めて意味が通ります。
ちょっと例が微妙だったかもしれませんが(笑)、
どんな言葉にもルールがあり、伝えるためにはそのルールに則る必要があります。
英語で言えばそれが英文法で、
- 英文法を理解するには品詞も理解しなければいけない
ということですね。
前提の共有としまして、簡単ではありますが、
- 名詞
- 動詞
- 形容詞
- 副詞
について以下に例を挙げます。
・名詞: preparation (準備)、presentation(プレゼン)
例文) I finished the preparation for a presentation.
訳) 私はプレゼンの準備を終えた。
・動詞: prepare (準備する)
例文) I prepared handouts for a presentation.
訳) プレゼンのための配布資料を準備した。
・形容詞: ready (準備が出来ている)
例文) I’m ready for a presentation.
訳) 私はプレゼンの準備が出来ている。
・副詞: certainly (確かに)
例文) I certainly prepared handouts.
訳) 私は確かに配布資料を準備した。
説明は少し雑ではありますが、日本語も使って説明しているのでニュアンスは何となくつかめていただけるかと思います。
それこそ、この辺の知識は中学英文法でも触れられる部分ですので、ピンと来ない場合は復習しましょう!
ではでは、品詞がどんなものかイメージできている前提で話を進めていきますね。
品詞を理解した後は、
を見極められるようになりましょう。
どういうことかと言うと、
- Ready
- Readiness
- Readily
- Read
これらを見た時に、即座に
- Ready (形容詞)
- Readiness (名詞)
- Readily (副詞)
- Read (動詞)
と判断できるようになっていこう!
と言う話ですね。
英単語を見て品詞がわからなければ、Part 5 の文法問題では正答を選べません。
と落胆しそうになるかもしれませんが、ちょっと待ってください!
英単語の末尾を見るだけで品詞がわかるパターンがあるんです。
詳しくは、後述しますが、一例として
- Darkness
- Kindness
- Fitness
- Readiness
みたいな、
ルールがあります。
こういったルールを ”接尾語” と言います。
これにより、英単語の末尾で品詞を判断できるわけです。
ということで、Part 5 においては特に重要になる
- 接尾語
に説明を移していきます。
まあもったいぶった割には、結構いろんな所に書いてあることですけどね(笑)
逆に言えば、それだけ接尾語の理解は
- 欠かせない内容
とも言えるわけです。
接尾語を適切に理解できることで、
状態になりますので、Part 5 では必須知識と言っても過言ではありませんよ!
接尾語の例
ということで早速具体的な話です!
以下は、一般的な接尾語の一覧ですので、参考にしてみてください。
【名詞の語尾】
-ation
recommendation 推薦
regulation 規定
evaluation 評価-ance
assistance 援助
compliance 順守–ment
appointment 予約
replacement 代理、代替-ship
relationship 関係
membership 会員身分–ness
awareness 自覚
darkness 暗闇-ency
frequency 頻度
emergency 緊急事態-er -or
contractor 請負業者
supplier 供給者-ian
politician 政治家-ist
novelist 小説家
【動詞の語尾】
-ize
organize 組織する
emphasize 強調する-ify
notify 知らせる
clarify 明らかにする-en
tighten しっかり閉める
fasten 固定する
【形容詞の語尾】
-ous
various さまざまな
anxious 心配して-ful
careful 注意深い
useful 役に立つ-ive
exclusive 限定的な
effective 効果的な-al
special 特別な
final 最後の
original 元の-able
acceptable 受け入れられる
reasonable 手頃な
【副詞の語尾】
-ly
certainly 確かに
surprisingly 驚くことに
quietly 静かに
これらは是非とも覚えてください!
- 中学英文法の理解
- 接尾語の理解
これらだけで解ける問題ももちろんありますので。
ただ、気を付けて欲しいこともあります!
それは、例外があるということ!(笑)
例外としては、
形容詞っぽいけど名詞
approval 承認
arrival 到着
proposal 提案
副詞っぽいけど形容詞
friendly 友好的な
などがありますので、この辺は気を付けてください。
それでも、基本的に上記の法則性さえ押さえていれば、Part5 の 85% 以上は問題ないです。
例外パターンはそれほど多くないので、基本はしっかりと理解しておきましょう!
品詞を理解し、前後関係を理解して答える
さらに、具体的な話を進めていきます!
TOEIC Part 5 を解く際に、これらの英文法が理解できていると、適切な品詞を選べるようになっていきます。
- 前置詞の後は、名詞節が来る(動名詞も含まれます)
- 英文の最後には、所有格(my, your, their, our, etc…) は来ない
- TOEIC の英文には動詞が99 % 存在する
- 副詞節では、分詞が文の頭に来ることがある
- 副詞がなくても英文は成立する
- 複合名詞はあまりでなく、基本的に名詞同士は隣り合わない
- 副詞が修飾するのは、動詞か形容詞か副詞
と思った方、大丈夫です(笑)。
大体そうだと思います。ピンと来る人は少ないでしょう。
逆にピンと来る人は、
- しっかりと英文法の理解が出来ている
はずですので、Part 5 の文法問題を十分に正解できているのではないでしょうか。
じゃあまだピンとこない人はどうすべきかと言うと、
- 中学英文法の理解
をしていきましょう。
言い方を変えれば、
というモノが、先ほど羅列した英文法の法則です。
繰り返しになりますが、中学英文法を最初からやるときに参考になる記事がありますので、こちらもよろしければお読みください。
であるように、
- 文法が苦手な人にとっては中学英文法から学ぶこと
が、英文法を正しく理解するのに最適です。
Part 5 だけでなくReading の理解に役立つ話
英文法を理解するときの考え方の一つというか、Part 5 の理解を助ける話をしていきます。
文法は説明しようと思ったら、色々と話せることがありますので、今回は 1 つ絞ってお伝えしてしますね。
Part 5 の文法問題を考えるときのみならず、英文を読む際に重要になることがあるのが、使われている動詞が
- するかされるか
- 能動か受動か
どちらになっているか常に意識してください。
この判断が非常に重要になってきます。
なぜなら、この判断を誤ってしまうと、英文の意味が180 度 変わってしまうことがあるからです。
例を挙げると、
- 会社が私を動かしたのか
- 会社が私に動かされたのか
や、
- 私が彼を好きなのか
- 私が彼に好かれているのか
するかされるか、で全然意味が違いますよね?(笑)
どちらかの意味で取るかで、
- 英文を理解する際のイメージが違う
ことが起こってしまいます。
つまり、その問題で間違ってしまう可能性があります。
一部の使役動詞
- interest (興味を持たせる)
- bore (退屈させる)
- surprise (驚かせる)
- satisfy (満足させる)
などの例外はありますが、英語の動詞は自動詞を除けば (~を do する) の他動詞です。
ちょっと具体的な話過ぎて、ついてこれてない方もいるかもしれませんが、あとちょっとだけお伝えします(笑)。
今わからなくとも、中学英文法がわかってから読み返してもらえれば、
と気付きを得られるはずですので。
ということで、続けます(笑)。
えーと、 ”英語の動詞はほとんどが他動詞” でしたね。
他動詞の話をさらに深堀すると、文型で言う
- 第3文型 SVO
の形を取る動詞がほとんどです。
(文型は中学3年、高校の最初に習います!)
他動詞で 第3文型をとらない例外として
- SVOC 第4文型
- SVOO 第5文型
はありますが、この文型を取る動詞は限られています。(make, send, bring, give, get, assign, leave, etc..)
ただ、やはり例外なので、基本的なモノ (第3文型) を押さえて欲しいため、一度下記の例文を見てみてください。
Mr. Tanaka () a press conference last week.
A. hold
B. held
C. holds
D. was held
この場合、
hold = ~を開く、~を催す
という他動詞として使われています。SVO の第三文型ですね。
ちなみに、三単現の S は結構見落としたりするので、しっかりと主語を見極めましょう(笑)。
ちなみにちなみに(笑)、この問題の答えは B で意味は下記です。
タナカさんは先週記者会見を開いた
僕が今回伝えたいのは、D は答えになりえない理由です。
これが受け身として使われる (D の選択肢)場合、
空所の次の a press conference の前に前置詞 (on, for, of, to, etc…) が入らないと文法的におかしい
です。
なぜなら、受け身として使われることで、SVO の O が不要になる(OがSにもなるイメージ)からです。
別の言い方をすれば、受け身になることで、SVC みたいな表現になるとも言えます。
SVC は、
She is beautiful.
彼女は美しい。
とかですね。
あえて意味不明な文で例示を続けますが、
She is beautiful a press conference ~
という英文は、文法的にあり得ないのと同じように
Mr.Tanaka is held a press conference
も同じくらい変な英文である、ということです。
つまり
ルールがあるんですが、ちょっと説明だけだとイメージしにくい話が続いてしまいましたね(笑)。
この説明だけでは理解が難しいと思いますし、すぐに理解はできないと思いますが、
- 中学英文法の理解
- 品詞の理解
- 問題演習を繰り返す
ことで、肌感覚でわかるようになっていきますので、ご安心を。
まとめ
Part 5 の前提の共有の話をするつもりが、いろいろ話をしてまとまりが悪い記事になってしまった感は否めません(笑)。
ただ、僕が良くクライアントさんにお伝えする話ですので、あえてお伝えしました。
話したこととしては、
- 品詞の見分け方
- 接尾語の具体例
- 中学英文法の重要性
- 能動と受動の話
などですね。
中学英文法の理解があれば接尾語の特徴が分かるだけでも、十分に解きやすくなるはずです。
Part 5 は語彙問題などもありますが、文法問題は時間を使わずに正答できる部分ですので、基礎的なことを押さえていきましょう!
では、今回はこの辺で!!
P.S
ちなみに、Part 3,4 や、Part 6 や 7 についてもスコアアップにつながる記事がありますので、そちらもよろしければお読みください。
TOEIC リスニング Part3 ,4 は”設問の理解”と”暗唱”が鍵
【Part 6 TOEIC 600 を取る具体論】16 問中 10 問を確実に正答する
【Part 7】TOEIC 600 越えのための解き方を徹底解説!
P.S.S
- この問題がわからない…
- 0からの学習で全部苦手!
- この英語表現を解説して欲しい!
などなど、
- どのように学習すればよいか悩んでいる
などありましたら、遠慮なくお知らせください。
個別で相談に乗らせてもらっています。
100%返信させてもらっていますので、お気軽にどうぞ!
コメントを残す