こんにちは、リモです。
今回はタイトルの通り、
のための記事になります。
ただ、TOEIC 600 と一口に言っても、
- リスニングとリーディングがあり、
- 英単語、英文法、リスニングだったり
- 得意な部分だったり不得意な部分があったり
するでしょう。
そのため、色々な解決策が考えられるでしょうが、今回はあえてシンプルに 1 つのことをお伝えします。
それは
ということです。
具体的な話はこれからお伝えしていきますが、TOEIC のスコアが停滞すると、
と思ったり、諦めの気持ちが生まれてきてしまうこともあるでしょう。
しかしながら、600 の壁は必ず壊すことができます。
涓滴(けんてき)岩を穿(うが)つ
という言葉がある通り、
ポタポタと落ちる水であっても岩を貫きます。これは
- 1 つのところにエネルギーを集中することで壁を壊せる
意味に他なりません。
一朝一夕で出来るものではないですが、壁を壊せたときの気分は最高です。
是非、その気分を味わってほしいと思います。
では、本文に入っていきますね!
何か 1 つのことを極める
繰り返しますが、
何か 1 つ決めて、徹底する
これが解決策です。
なぜなら、TOEIC 600 以下の方は
何か 1 つ突出したもの
を持っていないパターンが多いからです。
という反論も聞こえてきそうですが、突出するものは今からでも十分獲得できます。
- 英語力の単語、文法、発音
- 英語への取り組み方
など色々あり、既に学習に取り組んでいる人もいると思いますが、突出はしていないと思います。
どこか 1 つに集中することで、必ずブレイクスルーが生まれます。
虫眼鏡で太陽光を集めて、火を起こすイメージですね。
今回は、
- 私自身が感じたこと
- 指導する中で使えると思った解決策
について、いくつか例を挙げながらお伝えしていきます。
今回お伝えするのは、以下のモノになります。
- ボキャブラリーを増やす
- TOEIC に慣れる
- 時間感覚をシビアにする
- 暗唱に取り組む
では、それぞれについてお伝えしていきます。
ボキャブラリーを増やす
おそらくこれが一番シンプルで効果がある解決策です。
しかもただ覚えるだけでなく、一瞬で思い出せるような、高い基準値で覚えていきましょう。
単語の重要性については色々なところで言われますが、本当に重要です。
その中でも、
- 一瞬で思い出せるレベル
で覚えていくことが鍵になります。
理由としては、TOEIC は
- リーディングとリスニングのどちらも時間との闘いであり
- 単語を思い出している時間がない
からです。
- 45 分間で 1 度しか音声は流れません
- マークする時間を除けば会話は止まらずに再生されます
- 75 分間で大量の英文を読む
- 取捨選択し、解ける問題を確実に解く
受けている人は痛感してると思いますが、ホントに時間がありません(笑)。
この時に、聞いたり見たりした英単語の意味を、
と考えている暇はないということです。
例えるならば、車の運転をしていて、赤信号を見たときに
と考えてしまうと、判断が遅れてしまい事故につながりかねないですよね。
そもそもそんなレベルなら危険過ぎるので運転しちゃダメですが(笑)。
車であればとりあえず止まれば事故にはなりませんが、TOEIC では止まってしまうと時間だけが過ぎてしまいます。
車を運転しているときにいちいち判断に時間がかかっていたら、
- 思い出すときは危ないから止まる
- 進むスピードが遅くなる
- 目的地までの到着時間は遅くなる
ことになるでしょう。
TOEIC でも変に急いでしまうと、正解できる問題を間違えてしまう可能性があります。
これを防ぐために、英単語を信号の意味と同じように
で覚えていくと、交通ルールを守って運転するように、確実に TOEIC の問題を解けます。
TOEIC 600 の壁を壊すためには、以下の記事でお伝えしている単語帳をおススメしています。
使い方についてもお伝えしていますので、是非お読みください。
上記の
- 金のフレーズ
- 銀のフレーズ
がおススメですが、今お持ちの単語帳でも問題ありませんので、いずれにしても
- 一瞬で思い出せる高い基準値
で英単語を覚えていきましょう。
Part 7 が読めない理由は、ボキャブラリー不足が原因
少し話がそれますが、苦手な人が多い Part 7 の話を少しさせてください。
Part 7 は 全 Part で
- 最も文字数も多く
- 問題数も多い
です。
色々なシチュエーションが登場し、様々な表現が出てきます。
的外れな理解で間違わないためにも、1 つ 1 つの単語の意味をちゃんと取って読み進めなければなりません。
加えて、時間が限られた状況で読み進める必要があるので、単語の意味を時間をかけて思い出す余裕もないです。
そのため、繰り返しになりますが、
- 一瞬で思い出せる英単語
を増やす必要があります。
Part 7 の話をしましたが、これは TOEIC 全体で言える話です。
ただ、
ということをお伝えしたかったのです。
では、次の話に移っていきます!
TOEIC に慣れる
試験慣れの話は、特に
- TOEIC をあまり受けたことがない人
- リスニングの後半や、リーディングの後半に集中力が切れてしまう人
は、是非ともこの解決策がおススメです。
TOEIC はリーディングとリスニングの
- 合計で 2 時間、120 分間
試験が続きます。
普段から練習していないと、いきなり本番で
- 2 時間高い集中力を維持して問題を解くこと
は難しいです。
少し私の話をしますと、最初の TOEIC のときは圧倒的に集中できていませんでした。
模試を使って学習していましたが、それも隙間時間でやったり、続けたとしても 45 分ほどの学習でした。
120 分間を使って本番同様に模試を解く ことをしていませんでした。
結果として本番では集中力が足りないこともあり、目標のスコアには達成できませんでした。
半年後、前回の反省を活かし、本番を想定し
- 2 時間しっかりと測り模試を解き
準備を整えて再度 TOEIC に臨みました。
毎日英語に触れてはいましたが、学習に大きく時間を割かずに 100 点ほどスコアが上がりました。
これが大切です。
本番慣れすることは、ビジネスでもスポーツでも大切なことですよね。
- 仕事も最初は慣れないことをやるので大変
- スポーツでも練習で出来ないことは本番でも出来ない
でしょう。
ひたすら本番対策をやることだけが解決策だとは思いませんが、
- 本番を想定した練習や本番の数を重ねること
これにより本番のパフォーマンスは間違いなく上がります。
TOEIC でも同様に普段から本番を意識すること大切ですので、慣れを意識して学習してみてください。
時間感覚をシビアにする
これはちょっと違ったアプローチですが、2 つの意味があります。
- 本番の時間の使い方
- 普段の時間の使い方
これらに敏感になり、時間感覚をシビアにしていきましょう。
まずは、本番の時間の使い方から。
先ほどの本番慣れと近いところがありますが、TOEIC 本番では時間配分が大切です。
特に、リーディングセクション。
リスニングであれば細かい解き方はありますが、基本的に
- 聞こえてきた音声を理解
- 問題を解く
ので時間配分はあまり関係ありません。
一方、リーディングは 75 分間で 100 問を自由に解くことができます。
そのため、
という経験がある人もいるでしょう。
TOEIC を一度でも受けたことがある人は、
と感じたことがあると思います。
私も経験がありますが、解けそうな問題には時間をかけたくなってしまうんですよね(笑)。
しかし、
- 解けそうな問題に時間をかけるよりも
その先にある
- 解ける問題に時間を使う
こちらの方が、結果としてスコアが上がっていきます。
TOEIC では
- 基本的に 1 問 5 点
- シンプルに時間をかけて正答を選べないより
- 出来る部分に時間を使って正答を選ぶ
ほうがいいので。
ですので、
ことが重要になります。
具体的にどのようなルールかと言うと、
- Part5 であれば、2度読んでわからない問題は解かない
- Part 6 であれば、基本的に文挿入問題を飛ばす
- Part 7 であれば、シングルパッセージの後半の理解しにくそうな問題は全て飛ばす
などです。
詳しい時間配分については、以下の記事でお伝えしていますので、気になる方は是非お読みください。
TOEIC 600 であれば、問題をすべて解く必要はありません
なお、上記の記事でもお伝えしていますが、
- TOEIC 600 を目指すなら全ての問題を解かなくていい
です。理由は、
- 全ての問題を解く必要もないし時間もないから
です。少し考えてみましょう。
単純に、TOEIC の 600 のスコアを、
- リーディングとリスニング 300 ずつ
取るとしましょう。 (300 + 300 = 600)
基本的に TOEIC で 1 問正答すると、5 点分スコアが上がります。
300 のスコアを取るためには 300 ÷ 5 = 60
つまり、リーディングの問題 100 問ある中で、60 問正答すれば 300 点です。
また、運任せの発言にはなってしまいますが、TOEIC はマークシートの試験です。
ですので、当てずっぽうでも正答する可能性もあります。
リーディングセクションは全て 4 択から選びますので、勘でマークしても
- 1/4 = 25 % の確率
で正解になります。
40 問すべて適当にマークする(塗り絵と呼んだりします)としても、
- 40 x 0.25 (25 % の確率) = 10
10 問は当たる換算になり、これだけで 50 点追加されます。
運の要素が入るため当てにはできませんが、
- 少なくとも 60 問正答できれば、リーディングで 300 点
は最低でも行くのです。
ですので、
- 全てを解く必要は全くなく
- むしろ積極的に塗り絵をする心構えで
- 解ける問題を解いていこう
ということになります。
例外はありますが、Part 7 の前半部分は基本的に読みやすい文章が多いです。
もちろん人によって、
- 解きやすい問題
- 取っつきにくい問題
などあります。
これは、
- 英単語の覚え具合などもあれば
- 英語と関係ない部分の背景知識
だったりします。
建築関連の仕事に勤めている方は、建築関連の話が TOEIC で出てきたら、想像しやすいので理解しやすいでしょう。
ただ、TOEIC では
- ビジネス英語
- 基本的に悪い人、悪い会社がない
ので、パターンみたいなのが TOEIC 対策をすることでぼんやりとわかっていきますので、背景知識みたいなのは自然と身についていく印象です。
ちょっと話がそれたので、戻しますね。
ちなみに、私が TOEIC で 800 代のスコアのときでさえ、ちゃんと最後まで読めたことはありません。
うろ覚えですが、10問~ 15 問程度、塗り絵をしました。
ですので、塗り絵をすることに抵抗感を覚える必要は一切ありません。
是非、目標スコアの獲得に向けて自分の中でルールを設定して取り組んでいきましょう。
TOEIC 学習における日常の時間の使い方
あとは、TOEIC 本番ではなく、
- 普段の時間の使い方を徹底的に意識
してみてください。
具体的に言うと、
これが大切です。
TOEIC 学習の時間で突出する場合には、スキマ時間の活用は必須です。
なかなか机に向かう学習時間をまとまって取るのは難しい。
だからこそ、スキマ時間を使うことを徹底的に意識することで学習時間を確保しましょう。
スキマ時間を使うことに関しては、下記の記事で詳しくお伝えしているので、こちらをご覧ください。
多くの人は
- スキマ時間を集めるだけで 60 ~ 120 分の確保
が可能になります。
塵も積もれば山となる
とはまさにこのこと。
是非とも、スキマ時間を集めた学習時間で突出してください!
暗唱に取り組む
これは、特にリスニングで圧倒的に効果を発揮します。
暗唱の大切さについては、【聞き取れないを回避】TOEIC Part 3 ,4 は”設問の理解”と”暗唱”が鍵 の記事でお伝えしていますので、引用いたします。
”暗唱” は、数少ない比較的に速効性のある方法です。
楽してできるモノではありませんが、シンプルですね。
その理由を 3 つ上げると、
- 同じ英文を繰り返し読むことで理解が深まる
- リスニング力が向上する
- 覚えたフレーズがそのまま使える
これらの効果が得られます。
ちなみに、
暗唱に使う教材は公式問題集の Part 3, 4 で流れる音声です。
なぜなら、本番と同じ音声で練習できるからですね。
公式問題集の音声は、
- 実際の試験で流れる音声と同じ場合がある
ので、どうせ覚えるなら本番と限りなく同じ状況に近づけたいので!
では、それぞれの理由についてです、
1. 同じ英文を繰り返し読むことで理解が深まる
暗唱するということは、
- 文章を暗記し
- 何も見ずに話せること
を意味します。
このときに注意したいのは、”文章の丸暗記” をしてはいけないということです。
どういうこと?と思ったかもしれませんが、避けるべきイメージでいうと何も考えず繰り返すオウムですね。
オウムのようにただ繰り返すだけでは、意味の理解までできていませんので、非効率になってしまいます。
つまり、暗記することが目的ではなく、
意味や発音の理解はもちろん、状況もイメージしながら覚えることが重要です。
言い換えると、暗記する英文をもう少し踏み込んで理解しましょう。
~~中略~~
ニュアンスとしては、
- 知識と知識を結び付けようとする
- 学んだ情報を頭の中で整理する
- 頭の中でこねくり回して、共通点を見つける
こういうことを繰り返していくと、有機的に知識がつながって、英語力が上がっていくイメージです。
暗唱だと、覚える過程で何度も繰り返し同じ英文と向き合います。
丸暗記を気を付けつつ、いろんな角度から英文を理解しようとしてみてください。
これが自然と英語力の根本の養成にもつながりますので!
是非とも、この感覚をつかんで、英語力そのものを上げていきましょう。
~~中略~~
2. リスニング力が向上する
リスニングの学習でうやむやになってしまう部分として、
- なんとなくわかった
状態で放置してしまうことです。
別の言い方をすれば、
- わかった気になっている
状況ですので、試験本番で太刀打ちできなくなってしまいます。
例えば、最初にリスニングの音声を聞きます。
おそらく、
- 何を言っているかわからない部分
- 聞き取れない部分
が出てきます。
確認するために答えを見て、
ああ、こういうこと言ってたのね!なるほど!と思ったとしましょう。
多くの人ははしっかりと間違った部分を対策せずに、次の問題に進んでしまう印象です。
ただ、ここで終わってしまってはいけません。
- なぜ聞こえなかったのか?
- 音が連結していたのか?
- 知らない単語だったのか?
- 知っている単語であったが、発音される音を間違って覚えていたのか?
- もう一度リスニングしたとして、明確に聞き取れるか?
などを考え、
次に同じミスをしないようにする当たり前のことですけど、ホントに大切です(笑)。
~~中略~~
3. 覚えたフレーズがそのまま使える
単純に、覚えた英文が本番のリスニングの音声で流れてきたら、瞬時に理解できますよね。
この効果は大きいと思います。
いや、一言一句同じモノは出てこないでしょ、、、もちろん、覚えた英文がそのまま出てくることは少ないでしょう。
しかし、覚えたフレーズが
部分的に出てくることは頻繁にあります。
例えば、
- want to do (do したい)
- would like to do (do したい)
は、頻出の表現ですし、先ほどの
- ask 人 to do (人 に do するよう頼む)
- aboutが来たら、そのあとに ~ について となるか。(「約」という使われ方もあります。)
部分的に同じものが出てきた瞬間に、
「I want to do 」って来たってことは、この人は 動詞 (do) をしたいんだな!と認識できます。
ちなみに、I want to と、I’d (=I would) like to はニュアンスは一緒で、would like to の方が丁寧な表現です。
しっかりと理解したうえで暗唱できていれば、
- ”聞いた瞬間に”
わかるようになります。
もっと言えば、リーディングで
- ”読んだ瞬間に”
も理解できるようになります。
まとめますと、
- 英語を英語で理解する感覚が身につく
- 細分化したものがそのまま出てくる
ざっくりですが、こういったメリットがあります。
加えて、暗唱できるものが増えていくと
- 実感としてわかる
ので自信になります。
リスニングで伸び悩みを感じている人は、是非とも暗唱を徹底してみてください。
私が指導していた生徒さんでも、暗唱により中学生レベルから リスニング 300 のスコアを取れた人もいらっしゃいましたので!
まとめ
- ボキャブラリーを増やす
- TOEIC に慣れる
- 時間感覚をシビアにする
- 暗唱に取り組む
色々な例を出しましたが、まずはどれか 1 つで突出してみてください。
もちろん一朝一夕で出来るものはないですが、途中でお伝えした通り
塵も積もれば山となる
です。
何か一つのことを正しい方法でやり抜くことで、必ずや TOEIC 600 の壁を超えられるはずです。
楽なことではありませんが、時間を割いてやる価値は十分にあります。
では、今回はこの辺で!
P.S
- 具体的にどうやって苦手を克服したらいいんだ…
- 0からの学習で全部苦手!
- この英語表現を解説して欲しい!
などなど、どのように学習すればよいか悩んでいるなどありましたら、遠慮なくお知らせください。
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