TOEICを 400 から 600 へUPさせる具体的な 3 パターンを紹介!

どーも、TOEIC 965 で TOEIC 指導をしているリモです。

今回は現実的な TOEIC 400 から 600 の上げ方を具体的に解説していきます。

TOEIC のスコアの上げ方は様々です。

というのも、TOEICは、

単語力
文法の理解
英文への慣れ
発音の理解
時間配分
…etc

上記それぞれが関連して形成されているからですね。

そのため、

単語力をつけること
文法の理解を含めること
多くの英文に触れて英語に慣れること
発音を矯正してリスニング力を高めること

上記全てが、スコアアップにつながります。

ですので、

短期間 (3ヵ月前後) で一気に上げる方法。
長期間でちょっとずつ上げる方法。

リーディング対策なのか、リスニング対策なのか。

という風に、パターンで言ったらいくつもあります。

いくつかあるんですが、今回はTOEIC400からのスコアアップを考えている人が参考になるであろう 3 パターンをご紹介します。

そして、目標は 600 取ることとします。

 

600 を取得するための方法論を記載していきますが、学習法は人によりますので、どれが正解とかはありません。
単純にタイプの問題です。

ですの、それぞれの特徴なども知って、自分に合うかなーと考えてもらいながら読んでもらえると嬉しいです。

TOEIC 400 君という想定

まず、TOEIC 400 にもいろんな TOEIC 400 がいますから、下記のように仮定します。

英語は決して得意ではない、大学1年生レベル。
大学受験を経験したから英語の基礎はなんとなくあるけど、久々で覚えているかな?というレベル。

を想定したTOEIC 400 とします。

Listening 200
Reading  200

と、どっちも抜きんでてないと仮定し、単語や文法、発音を含めたリスニングが全部そこそこ、というようなイメージですね。

この記事では、便宜上 TOEIC 400 君と名付けます(笑)。

 

この TOEIC 400 君が、600 を達成する方法として、以下の 3 パターンを書いてみました。

1. 無心で単語をゴリゴリやるパターン
2. バランスよくやる王道パターン
3. 海外ドラマから学習するパターン

 

繰り返しますが、すべてタイプの話で、あなたに合う方法を見つけつつ、自分に合ったものを少しずつ盗む、くらいの感覚でいいと思います。

もちろん、英語学習の際に気を付けなければいけない落とし穴や、こういう姿勢で英語を学習できたらいいよね!という話も挟みながら、紹介していきますね。

では、さっそく参りましょう!

1. 無心に単語をゴリゴリやるパターン

まず、結論から言うと、

TOEIC で英単語は、最も比重が大きく、英単語が分かるだけでかなり解きやすくなります。

なぜなら、英語は単語で構成されているからですね。

TOEIC は英語を使った試験ですので、極端ですが記載されている単語がすべてわかるとしたら、ハイスコアが取れそうではないでしょうか?

全部わかるレベルなんて相当な単語数(1万語以上)を理解していなければならないので、例が極端ではありますが、英単語はホントにバカに出来ない要素なんです。

もちろん、英単語に加えて、英文を理解するには英文法を理解していなければならないし、正しく単語の発音を覚えないと、英単語を英単語として認識できません。

しかし、今回の TOEIC 400 君は、文法もリスニングもまあまあ出来ています。
一般的な高校生レベルは出来ていると思っていいでしょう。

この TOEIC 400 君なら、単語をゴリゴリに覚えていくことで、十分にTOEIC 600 を取ることは可能です。

 

では、具体的に何語覚えればいいのか?

結論から言うと、2000語弱覚えましょう。

 

理由を説明しますね。

高校生のレベルだと、中学生から合わせて英語の語彙数は、3000語ほどだそうです。

なので、TOEIC 400 君の語彙力も、3000語と仮定しましょう。

TOEIC 600 には、諸説ありますが、5000 語ほどの語彙が必要と言われていますので、単純に考えると、あと2000語必要ですね。

しかしながら、私が個人的におススメしている単語帳、金フレと銀フレをそれぞれ完璧にやれば、TOEIC 400 から 600 は十分達成可能です。

なぜなら、金フレと銀フレは TOEIC 頻出の単語のみを掲載しているし、ところどころに、TOEIC で使われる部門、学問、多義語、などなど、語彙力を高めるのに最適な単語帳になっているからです。

金フレと銀フレはそれぞれ 1000 個ずつフレーズがあり、被っているものが約500 あると言われています。

1000 + 1000 – 500 = 1500

になりますので、1500 語。

これに加えて、部門、学問、多義語などなどの語彙を覚えることで、語彙数 5000 には及びませんが、頻出のモノを覚えることになるので、十分に TOEIC 600 のレベルは射程圏内です。

金フレと銀フレに関しては、以下の記事で詳しくお伝えしていますので、よろしければ読んでみてください。

金フレと銀フレの違いは?どっちを使うべきかわかる 1 つの質問

 

ただ、ここで 1 点、注意が必要なことがあります。

それは、しっかりと単語を覚えること。

どういうことかというと、

何となく覚えた、という基準が低い状態では NG ということです。

妥協なく覚えていきましょう。

具体的な基準として、

その英単語を見た 1 秒以内に意味が分かるか?

というものがあります。基準を上げるということです。

 

おそらく、

「え、結構厳しい…」

という声が聞こえてきそうが、これくらいの基準でないと、TOEIC では圧倒的に時間が足りなくなってしまいます。

TOEIC は時間との勝負、と言われています。
Reading セクションでは、75 分 という時間の中で、 Part5,6,7 と、合計100問解かなければなりません。

ハイスコア(TOEIC 800 以上)の人でも、時間が足りなくて塗り絵(適当にマークすること)をする人もたくさんいます。

私も塗り絵はしませんでしたが、解き終わった後は 1,2 分しか残りません。

 

この時間勝負の中で、悠長に

「あれー、この単語なんだっけな?見たことはあるんだけど…」

と、いちいち思い出している暇がないことは、何となく想像してもらえるのではないでしょうか。

 

これはReading に限った話ではなく、Listening では、1度のみ音声が流れ、問題に解答する必要があります。

それも流れるように次々と英語が話されますので、1 つの単語の意味を思い出している余裕はありません。

 

少しおどかすような言い方になってしましたねw

最初からできる人はいませんので気にしすぎる必要は全くありませんが、上記は紛れもない事実です。

ですので、 TOEIC 本番のことを考えると、最初の単語を覚える段階で、基準値を上げて覚える必要があるのが理解できると思います。

 

さらにさらに、もう 1 点注意事項です。

そして、長期的なことを考えるととても重要なことです。

それは、単語だけをやるとTOEIC のスコアは確かに伸びますが、単語だけだといつかスコアが頭打ちになります。

単語をやればスコアが上がる!と思って頑張っても、700 や 800 で壁にぶつかってしまうということです。

というのは、最終的には文法だったり、発音を理解したリスニングが必要になるからです。

私は人生単位で英語を学んでほしいと思っているので、出来れば単語だけでスコアを上げ続けるよりかは、バランスよくスコアを上げて、順調に右肩上がりに TOEIC スコアを上げていってほしいと思っています。

頑張っているのに、スコアが上がらない、というのは是が非でも避けたいですので。

そこで!

頑張りがスコアに直結し、滞りなくスコアを伸ばすためのパターンが、次のバランスパターンです。

2. バランスよくやる王道パターン

これは、しっかりと必用な要素を押さえて、穴をなくして確実にスコアアップする方法です。

そしていきなりですが、必要な要素というのは、英単語、文法、発音をしっかりと学ぶ、ということです。

なぜなら、TOEIC は Listening と Reading があって、これを構成要素に細分化すると、

英単語、文法、発音

に分けられるからです。

 

Readingは英単語と文法で構成されているし、
Listeningは英単語と文法と発音で構成されています。

 

なので、英単語、文法、発音を学んでいきます。

具体的な順番は、発音→英単語→文法

です。

理由は、文法は英単語の集まりだから、文法の前に英単語をやった方が効率がいいからです。

そして、英単語は文字でも読めますが、音の情報も持っているため、正しい音の情報がわからないとリスニングできません。
なので、英単語の前に、発音を学ぶ必要があるんですね。

 

TOEIC 400 君は、ある程度出来ているといいましたが、高校生レベルでは発音に関してはほとんどやっていない状況だと思います。

L と R の違いはなんとなくは知っているけど、やってみることは難しいレベルほどでしょうか。

ただ、Listening でスコアを上げるため、上げ続けるためには、発音学習は必須なのです。

私自身も、大学生の時に発音を学んでからは、TOEIC の Listening で 450 以上を安定して取れるようになりました。
もちろん、発音だけで Listening がハイスコアになるわけではありませんが、確実に必要な要素です。

この パターン2 を王道パターンと書きましたが、発音学習が王道学習なんです。

多くの人が英単語と文法は学習すると思います。
ただ、ホントに発音学習をやらない人が多いのが事実です。

 

ただ、視点を変えてみるとチャンスでもあります。

みんながやっていないからやってみる、という視点ですね。

ちなみに私はこの視点が好きです(笑)
なんとなく、良い結果につながる気がしているからですね。どーでもいいですね。

 

発音については、下記の記事で詳しく書いていますので、気になる方は参考にしてみてください。

TOEIC の Listening のスコアも急上昇!”発音” で得られる 3 つのメリット

また話がそれてしまいましたね。

TOEIC 400 君が、王道でTOEIC600を獲得する話でした。

まず、発音を学習する、その後ですね、

英単語帳は、先ほども出てきた銀フレで十分です。
銀フレ1冊を完ぺきに覚えましょう。
やり方自体は、先ほどの単語をガリガリやるパターンが参考になるはずです。

この後は、文法ですね。

ただ、文法も、TOEIC で求められる文法はそれほど難しくありません。

TOEIC 400 君であれば、文法だけで言えば 7割ほど理解できるのではないでしょうか。

というのも

TOEIC で出てくる文法は、中学校の文法もしくはその組み合わせ、応用だったりします。

ただ、その構造を見抜くのになれていないため、時間がかかったり理解できなかったりします。

これを鍛えるためには、以下の参考書がおススメです。

TOEIC テスト 英文法 プラチナ講義です。

表紙にも書いてある通り、

文法を始めた勉強する人にもやり直す人にも

とある通り、わかりやすい説明とともに TOEIC で求められる文法を説明してくれています。

これを 3 周ほどやり、苦手なところなどもしっかりと復習すれば、文法の準備は整ったと言っていいでしょう。

正直、ここまでやれば、TOEIC 600 は目の前だと思います。上記の文法書にはTOEICの問題も載っていますし、自分の力が付いてきたこともわかるはずです。

 

最後に、模試(出来れば公式問題集)を解いて、自分の苦手なところの対策や時間配分などを意識する学習をすることで、TOEIC 600 は確実に突破できます。

というか、TOEIC 700 も十分に射程圏内です。

なぜなら、それだけの基礎力(単語、文法、発音)を身に着けているからですね。

それを実践の中で使い、出来なかった部分は復習し、出来なかったことをできるようにしていけば、確実にスコアは上がっていきます。

 

これが、スコアを停滞することなく右肩上がりで伸ばし続けるための王道パターンです。

正直、単語をゴリゴリ覚えるパターンよりも時間はかかると思います。

 

けど、王道パターンで得られるのはTOEICスコアだけではありません。

先ほども言った通り、右肩上がりでスコアを上げる準備は整っているので、そのまま 700, 800, 900 と上を目指すこともできれば、

海外ドラマ、洋画、洋楽など、自分の好きなことから英語を学ぶ準備も整っているのです。

どんな英語教材からも学べる素養がつくのも、王道パターンで学習する大きなメリットだと思っています。

 

というか、私はこれを全面的に押し出していきたいと考えています。

自分の好きなことから英語を学ぶということが、継続することで高い英語力に結びつくし、結果として人生が進むと考えているからです。

 

1度きりの人生、成長し続けたら面白いじゃないですか。

という私の理念の話にそれてしまいましたが、気にせず最後のパターンに行きたいと思います(笑)。

3. 海外ドラマから学習するパターン

具体的に解説する前に、これはおまけ程度です。

けど、真剣にお伝えしたいと思います。

まず、海外ドラマと書きましたが、洋画でもYouTubeの動画(字幕は必須)でも何でもいいです。

私が海外ドラマにハマったのが英語ができるようになったきっかけなので、勝手に海外ドラマとしているだけです(笑)。

以下は海外ドラマということで話を進めますが、洋画でもYouTubeでも置き換えて考えることもできますので、あなたの好みに合わせてみてください。

 

最初に伝えなければならない点として、このパターンは膨大に時間がかかります。
そして、海外ドラマ(題材)がホントに好きじゃないと厳しいです

 

理由としては、同じものを何度も見て学習するからです。

復習をしまくる、と言ってもいいでしょう。

最初はわからなくとも、繰り返しの学習で理解していくことで、TOEIC 400 君でも、少しずつわかるようになり、気づけばTOEIC600が超える実力がついている、というイメージです。

 

1つ前提として、字幕(英語と日本語両方)があるものを使います。

なぜなら、英語字幕が海外ドラマ学習の肝心、要になるからですね。

 

どういうことかというと、英語字幕が理解できるということは、先ほどの細分化の話をすると、英単語と文法が理解できるということになります。

そして、映像ですので、音声も流れてくるため、どういう発音で英語字幕が話されるかを理解していくことにもなります。

 

英語字幕の理解が、リーディングの対策になり、

英語字幕と音声をつなぐことで、リスニングの対策になるんですね。

 

ということで、あとは英語字幕と日本語字幕を入れ替えたりしながら見るだけです。

理解できない単語などが出てきた場合には、英語辞書でもスマホでも使いながら、理解を少しずつ深めていくだけです。

ホントにこれだけです。学習する前提であれば、楽しむ気持ちも忘れないことは大切になってきますが(笑)。

 

ちなみに、海外ドラマを使う理由としては、飽きが来ないからですね。
全米でいろんな海外ドラマが放送されていて、それぞれの放送局は必死になって人気作を放送しようとしています。

もちろん、作成にかけるお金だって何億単位でしょうし、非常にスケールが大きい作品もあります。

作成側は、視聴者がずっと見てくれるようにするためにはどうすればよいか?と常に考えて作品を作っているはずです。

そうして作られていますので、もしあなた好みの作品に巡り合えた場合には、ドハマりしても何ら不思議はないわけです。

私は 10 年以上前ですが、 Prison Break にドハマりしました(笑)。

 

そして、英語字幕と日本語字幕を変えながら、気になる英単語は調べたりして、あとは繰り返し見ることで英語力を少しずつ伸ばしてきました。

これが私の英語力の根底にあることは間違いないです。

 

私のエピソードを少し紹介する意味も込めて、3つ目のパターンとしました。

継続さえできれば、理解できる表現は増えるし、海外ドラマも結構スピーディに展開するため英語の理解する速さも上がるし、何よりリスニングしまくりですので、リスニング力も上がります。

 

しかしながら、この 3 つ目 の海外ドラマパターンが現実的でない理由としては、TOEICで使われない単語、表現が多く出てくるため、TOEIC に特化して学習することを考えると非効率ではあります。

ただ、私は学習を続けるよりも、続く学習を!という考えもありますので、この学習が続けられそうなら、是非ともご活用いただければと思います。

 

まとめ

ということで、長くなってしまいましたが、いろいろなスコアアップパターンを紹介してきました。

最初に言った通り何が正解というわけでもなく、組み合わせたりしながらスコアアップできればいいと思います。

ただ、私は長い目で英語力を高めてほしいと思っているので、是非とも王道パターンを経て、海外ドラマパターンで英語力を上げていってもらえると嬉しいです。

ホントに、自分の好きなものから英語を学ぶことができるようになると、世界が広がりますよ。

私はYouTubeで英語の好きなスピーチを見れるようになったし、TED などで英語のモノを理解できて、いろんな考えに触れられたり、時には感動できたりしています。

 

英語から学ぶことで、深い部分で理解できると、すごく嬉しいんですよね。

最初はわからないけど、何回か読んだりして、なるほど!ってなる、そんな感覚です。

 

TOEIC 400 から 600 になる話から、だいぶ話がそれてしまった感が否めないんですが、伝えたいことは伝わったと思うので今回はこの辺で!

 

P.S

TOEIC, 英語関連のお悩みなどあれば是非相談ください!

100%返しますし、海外ドラマの話とかでも大歓迎です(笑)。

連絡はこちらまで!

rimo.of.toeic@gmail.com

 

筆者(リモ)のプロフィール

 
「海外ドラマ面白過ぎる、、、!!」
 
という衝撃を高校 2 年の時に受けてから、
 
興味あるモノから学習をし続け
独学、留学なしで TOEIC 965。法人指導経験あり。

効率だけを追い求めた学習をメインとせず、
 
“興味” や “好奇心”
 
にもフォーカスし、主体的に学習することが
 
・”やらされ感” から “知りたい” へ
・圧倒的なモチベーションの持続
・クリエイティブも発動して効率 UP
 
特に TOEIC600 越えのための強力なバックアップ
 
につながると考え、自分の経験をもとに、
 
【興味も使い TOEIC の停滞感を壊し、スコアを大きく上げる】
 
ために活動中。
理念についてはこちらから

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です