こんにちは、TOEIC 965 のリモです。
今回は、
- これから TOEIC を学習する人
- TOEIC を受けようかなと思っている人
- 0 から学習を始める人
に向けてお伝えしていきます。
つまり、ガッツリ初心者さんに向けた内容ということですね!
TOEIC 学習者さんとお話しすることも多く、その中で
と思ったことを今回は 3 つお伝えしていきます。
知っているだけで、
- やってしまいがちな失敗の回避
- 効率的な TOEIC スコアアップ
につながりますので、ぜひ活用してもらえたらと思います。
そもそも、TOEIC とは?
本題の前に、TOEIC を初めて受ける人もいると思います。
ですので、簡単に TOEIC の説明をしますね。
もちろん、ご存じの方も多いと思います。
そういう人は読み飛ばしていただき、効率的な学習の話まで飛ばしてお読みください。
では、いきますね。
TOEIC は
- リスニングとリーディングの問題 100 問ずつから構成される
- 主にビジネス英語を扱った試験
です。
※ スピーキングなどを図る TOEIC テストも別でありますが、一般的に言う TOEIC は
を指します。
- リスニング 45 分
- リーディング 75 分
合計 2 時間の試験時間です。
Part1 ~ Part7 で構成されており、
- Part1 ~ Part4 がリスニング
- Part 5 ~ Part7 がリーディング
です。
公式サイトでは、
英語コミュニケーション能力を公平公正に評価する世界共通の基準です。
英語によるコミュニケーション能力を幅広く測るテスト
と記載がありました。
ですので、基本的な英語力を図るテストと考えて問題はないでしょう。
また、2020 年度の受験者数を調べますと
- 約 150 万人
でしたので、かなりの人数が受けていることがわかりますね。
TOEIC のメリットの一つは、試験の結果であるスコアを見ることで、客観的にレベルを判断することができることです。
仮に
と言ったとしても、どのくらいできるのかを判断するのは難しいですよね。
そのため、多くの会社が
- 就職や転職
- 昇格の条件
として TOEIC を利用しており、受験者の多くはこれらの目的のために受験しています。
ちなみに、リーディング、リスニング
- それぞれ満点が 495 点であり
- 合計 990 が合計の満点
となります。
一般的に TOEIC スコアというと、リーディングとリスニングの合計点を指します。
そのため、TOEIC 600 以上が就職や転職、昇格の条件を例にすると、
- リーディングとリスニングの合計点で 600 以上
を獲得する必要があります。
また、TOEIC は
- 筆記試験ではなく
- マークシートでの回答方式
ですので、勘でマークしても正解する可能性があります。
なんかちょっと嬉しいですよね(笑)。
スコアに関して言えば、基本的に 1 問 5 点です。
単純に計算すると 200 x 5 = 1000 で 1000 点満点のように一見考えられますが、これが違いんですね(笑)。
詳しい判断方法はわからないんですが、試験後に適切ではないと判断された問題は換算されない処理が行われ
- 990 点満点
になります。おおよそ 1 問 5 点で換算されると思っていれば、特に問題はないです。
受験者全体の平均点は550 ~ 600 点で、それぞれ
- リスニング が 300 点前後
- リーディングが 250 点前後
が平均点です。
レベルで言うと、
高校生レベルが 400 点前後
大学生レベルが 550 点前後
英検準一級レベルが 720 ~
と言われています。
この辺が、TOEIC の大まかな情報です。
なお、一度も受けたことがない方は、自分のスコアがどの程度が気になると思いますので、まず TOEIC を受験することをおススメしています。
という人は、TOEIC の模試形式の参考書をやってみましょう。
模試形式の参考書の多くが正答率に応じた予想スコアの記載があります。
本試験の前に、そちらを購入して模擬的に試してみるのもいいでしょう。
※ ちなみに本試験は 8000 円弱くらいかかります。
ここまでが TOEIC の前提知識の共有でした。
ここからは具体的に
- どのような姿勢で取り組み
- 初級者をどう抜け出していくか
という話をしていきます。
TOEIC 初級者を抜け出すための 3 つのこと
結論を言うと、以下の 3 つを意識する必要があります。
- 最初はなんとなくを大切にする
- TOEIC は基礎力が不可欠
- スコアアップには音読
それぞれについて掘り下げていく前に、是非とも今回お伝えすることを 1 つでもいいので ”継続” して実践してみてください。
なぜなら、続けないと結果につながらないからです。
当たり前のことですが、避けては通れない前提ということで(笑)。
きっとあなたは効率のいい学習方法を求めているはずです。
途中でやめてしまうのは
- もったいない
- 結果的に非効率
になってしまいますので、やると決めた際は粘り強く取り組んでほしいと思います。
という声が聞こえてきそうですね(笑)。
今回の本筋からはズレますが、僕自身は興味あることから学びを深めていったので、下記の記事が参考になるかもしれません。
話を戻して、それぞれについてお伝えしていきますね。
最初はなんとなくを大切にする
まず “なんとなく” というのは、完ぺき主義とは真逆である状況を指します。
完ぺき主義になってしまうと、
- 1 つ 1 つの英単語を覚えきるまでに時間がかかったり
- 英文法にこだわってしまうとしっかり理解するのに時間がかかったり
- 理想が高いがゆえにやっていることと出来ないことのギャップに落ち込んだり
- 覚えることが多すぎる、、、
- それに圧倒されて継続が難しい、、、
と負の循環に陥ってしまう可能性が考えられます。
”なんとなく”の大切さについては、以下の記事でお伝えしています。
大雑把に覚えることで、TOEIC 本番で英文をある程度理解できるようになるという話をしていきます。
次の単語を見てください。
know 知る
notice 気づく
realize 自覚する
perceive 知覚する
recognize 認識する
aware 知っている(形容詞)
find 見つける
detect 検知する
understand 理解するaware を除けば全て動詞であり、全てが TOEIC で頻出する単語です。
これら全てを、英語:日本語 1:1 で覚える感覚で覚えようとすると、それなりに労力がかかります。
ただ、これら全てを、「知っている」というニュアンスがある単語だと考えればどうでしょうか。
1つずつ覚えるやり方に比べると、かなり覚えやすくなるはずです。関連付け的な発想ですね。
誤解してほしくないのは、1:1 で覚えるやり方を否定しているわけではなくて、”なんとなく” 覚えられるものは積極的に利用していこう、という話です。
一つ一つの英単語を地道に覚えることは、単語力を求められる TOEIC では非常に重要です。
少し話がそれましたが、最初は、これらすべての英単語を「知っている」というニュアンスで覚えた後に、それぞれの意味の違いを覚えていった方が確実に記憶しやすくなります。
“何となく” を使って、焦らずに効率的に英語学習する より引用
上の記事でお伝えしている通り、最初はなんとなく、後で細かいところを理解していくことをおススメしています。
この姿勢を持つことで、
- 必要以上に落ち込むことなく
- 継続して学習をしやすくなり
効率的な学習に繋がります。
ちなみにですが、最初は ”何となく” を使うべきですが、ずっと何となくではスコアの伸びが頭打ちになってしまいます。
その辺については、下記の記事で
- 細かいニュアンス
- その打開策
を含め紹介しているので、こちらをご覧ください。
ちょっとこの辺がわかりにくいかもしれませんが、
- 最初は何となく
- その後は明確な意図を持つこと
をおススメしています。
次に行きますね!
TOEIC は基礎力が不可欠
先ほどは、
- 自分の実力を図ったり
- TOEIC の雰囲気を知る
ために、とりあえず TOEIC 本番を受けたり、模試を解くことをおススメしました。
しかしながら、そこからいきなり問題集を使って学習を進める前に、気を付けておくべきことがあります。
それは、
ということです。
なぜなら、最初から問題集を解いてもわからない箇所が多すぎて知識が定着せず、効率的な学習にならない可能性があるからです。
もちろん、TOEIC に取り組む前の英語力などにもよりますが、今回の記事は
- TOEIC を受けるのが初めての人
向けに書いている側面もあるということで、いきなり問題集をやることをおススメしていません。
いきなり問題集を解く非効率な学習を避けるためには、
- “英語の構成要素”
から学んだほうが効率的になります。
先ほどもお伝えした通り、TOEIC はリーディングとリスニングのテストがあります。
少し理屈っぽい話になりますが、リーディングとリスニングは以下の構成要素に分けられます。
- リーディング = 英単語と英文法
- リスニング = 英単語と英文法と耳(発音)
上記に分けることができます。
いきなり、
- リーディング
- リスニング
の練習をするわけではなく、まずは ”構成要素” である
- 英単語
- 英文法
- 発音
1 つ 1 つを安定させる必要があります。
理由としては、
- 少なくとも 1000 語以上の英語の語彙力(これでもかなり少ない)
- 中学生レベルの英文法の理解
- 発音の知識
これらがないと、TOEIC 初級者から抜け出すのは難しいからです。
スコアの平均点をお伝えした時に、高校生レベルで 400 とお伝えした通り、中学生レベルの英語力は間違いなく必要になります。
スポーツでも同じだと思いますが、ずっと試合形式の練習ばかりはしませんよね。
- オフェンスやディフェンスに分けたり
- 基礎体力の向上させたり
など、細分化して(構成要素に分けて)練習するでしょう。
全く同じように、TOEIC も構成要素に分けて学んでいくのが効率的です。
構成要素にわけて学習する!
ちなみに、
- 中学生レベルの英語力がしっかりと定着している人は少ない
のが実情だったりします。
なので、英単語に関して言えば、TOEIC を最初に受ける場合におススメなのは、銀のフレーズ という英単語帳です。
そして、英文法を一から学ぶには、以下の記事もあります。
とにもかくにも音読
リーディングでもリスニングでも、英語学習するときは音読を意識しましょう。
これは、英単語でも英文法でも同じことです。
それだけ、音読をすることが大切な理由は、以前に別の記事でお伝えしてますので、こちらも引用させていただきます。
リスニングのみならずリーディングのスコアもUP
音読をすることで、リスニングで役に立つのは何となくわかると思います。
実際に話される英語の音を自分で喋るわけですから、その音をリスニングしたときに、
「ああ!音読した音だ!」
と、無意識に出来るようになるからです。
例えば、
Did you hear the news about the merger?
これは
合併の話聞いた?って意味です。
で、この文の音読を続けていれば、
Did you 〜
の ディヂュー みたいな音のつながりが体感としてわかるようになっていきます。(英語の音のつながりをリンキングって言ったりします)
実際に自分で声に出し、スクリプトの音声と比べることて、その差を埋めていけるわけですね。
ですので、音読の際には、音声が流れるスクリプトがあることが望ましいです。
仮になくても、Google翻訳などでもある程度読み上げてくれるので代用可能ですが、あるに越したことはないです。
で、リスニングは上記の通りなんですが、リーディングの理解に繋がるのはなぜなのか?という点についても掘り下げていきます。
スコアの底上げに繋がる英語感が身につく
音読をすることで、英語があなたの頭の中で、意識的、無意識的に構成されていきます。
どういうことかというと、自分で声に出して理解し繰り返すことで、少しずつ音読する英文があなたのものになってく、イメージです。
例えば、会社の新人の顔と名前がなかなか一致しないことはあると思いますが、日が経つにつれて自然と覚えていきますよね?
その感覚と同じで、繰り返すことで無意識レベルでも理解できるようになっていきます。
例えば、先ほどの
Did you hear the news about the merger
も、音読を繰り返し自分のモノにしていたら、瞬時に理解出来ますよね?
この状況であれば、少し分解して考えてみると、
Did you hear で、聞いた?
news で、知らせ、ニュース
merger が 合併って意味が瞬時に出てくるようになります。
つまり、フレーズ単位でも瞬時に理解できるようになるということです。
この状況になった後に、リスニングでもリーディングであっても
merger
が出て来た瞬間に、
「ああ音読したときにやったやつ!」
と、意識せずとも思い出せる感覚になります。
この感覚がわかり、味を占めて音読を続けることで、必ずスコアアップにつながっていきます。
こうなればその英文があなたのものになってるので、リスニングのみならず、リーディングでも確実にあなたの力になってくってわけです。
なので、音読そのものが、英文を体感を伴って理解していく、確実な1つの方法だと思っています。
30 日で TOEIC のスコアを 100 点アップする音読のやり方を解説! より引用
詳しくは、上記の記事の中で伝えておりますが、音読を学習に取り入れることで、勉強感が薄くなり学習が続けやすくなることもメリットですね。
最初から音読を続けていくことで、英語の感覚は間違いなくあなたの中に養成されていき、リーディング、リスニング問わず、どちらでも必ず力になるはずです。
まとめ
色々とお伝えしてきましたが、これから TOEIC を学習する人は
- 最初はなんとなくを大切にする
- TOEIC は基礎力が不可欠
- スコアアップには音読
これらをしっかりと意識し、学習を続けることで、必ずスコアが右肩上がりに上がっていきます。
途中でお伝えした通り、何より大切なのは
- 継続すること
です。
TOEIC 学習ばかりだと面白みもないので、
- 自分が好きな分野のYouTubeの動画
- 洋画や洋楽、海外ドラマ
こういったものから英語を学習するのもおススメですよ。
僕自身はそういうところから英語力の土台を作り上げていったので!
もちろん、TOEIC でスコアを伸ばすためには、TOEIC に特化した学習が最短ではありますが、さっきも言った通り、
- 継続すること
が一番大切ですからね(笑)。
とりあえず、今回お伝えしたかったことは以上です!
P.S
- 具体的に何から手を付ければいいんだ…
- 0からの学習で全部苦手!
- この英語表現を解説して欲しい!
などなど、どのように学習すればよいか悩んでいるなどありましたら、遠慮なくお知らせください。
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プレゼント関係なく、質問したい!相談したい! という人がいらっしゃいましたら、お待ちしてます!
100%返信させてもらっていますので、メールでもお気軽にどうぞ!
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