【TOEIC Bridge の全体像を描く】攻略のカギは中学英語とリスニング!

こんにちは、リモです。

早速ですが前回に引き続き、TOEIC Bridge の話を進めていきます。

前回の記事がまだの方は、↓ からお読みいただければと思います。英単語以外の話もあるので!

TOEIC Bridge 対策の単語帳は銀フレ 1 択!注意点も含め解説

2019年9月8日

 

ちなみに、前回の記事では、

  • 基礎的な英文法と、銀フレの英単語を身に着けて、問題を解いていこう!
  • 英文法をしっかりと理解し、英単語も高いレベルで覚える

という話をしてきました。

 

まあ割と当然のことを言ったわけですが(笑)

英単語力を高めるためには

  • 銀のフレーズ (銀フレ)

をおススメしたんですが、前回記事でも伝えた通り、

 

  • 英単語だけでなく英文法

も TOEIC Bridge には求められます。

 

もっと言えば、Listening あるので、

英単語、英文法、リスニング力

これらが求められるわけです。

 

その上で結論を言えば、TOEIC Bridge でスコアを上げるためにやることは

  • 中学校レベルの英語力
  • リスニング能力

これらを着実に身につけることです。

非常にシンプルですね!

 

詳しいことは本文でお伝えしていきますが、最初に共有することとして

テクニック的な視点よりも、根本的な英語力

を身に付けるべきです。

 

なぜなら、

  • 小手先のテクニックでは傾向が変わると太刀打ちできなくなる

からです。

 

小手先のテクニックは

付け焼刃

と表現した方が伝わりやすいかもしれませんね。

効果がある場面もあるでしょうが、スコアアップの決定打にはならないはずです。

 

TOEIC Bridge も TOEIC も求められるのは純粋な英語力 (リスニング力とリーディング力) です。

確かに試験という性質上、一定の

  • 解き方

みたいなものはありますが、あくまでそれは

  • 英語力があってこそ

です。

 

まずはしっかりと地力をつけるためにも

中学英語、そしてリスニング力の向上

を目指していきましょう!

 

TOEIC Bridge でスコアを伸ばすコツ

 

繰り返しますが、TOEIC Bridge で求められる英語力は、

  • 基本的に中学生レベル

です。

 

理由は

  • 使われる単語や文法が基礎的なものだから

とシンプルです。

 

どのくらい基礎的なモノか説明するために、例を挙げますね。

下記は、過去の TOEIC Bridge のリスニングとリーディングのサンプル問題になります

最初にリスニングの英文です。絵を見て答える Part 1 の問題の例文ですね。

(A)The boys are laughing.
(B)The boys are reading.
(C)The boys are fighting.
(D)The boys are painting.

 

次に、リーディングの英文です。こちらも過去の Part 4 の問題のサンプル問題です。

Please turn off your computer at the ——– of the day.
(A)ends
(B)ending
(C)end
(D)ended

 

 

ごく一部ではありますが、いかがでしょうか?

 

基本的には、

  • 英単語もそれほど難しくなく
  • 中学英文法があれば理解できるものが9割

です。

 

ちょっと補足すると、

(A)The boys are laughing.
少年たちは笑っている。

(B)The boys are reading.
少年たちは読んでいる。

(C)The boys are fighting.
少年たちは戦っている。

(D)The boys are painting.
少年たちは描いている。

 

ちなみに、リーディングの答えは (C) です。

 

さらにちなみに、

at the end of the day = 結局

という意味で、一日の終わりという意味ではないことにご注意を!

 

さて、ちょっとした英語訳を挟みましたが続けますね(笑)

基本的に使われる英単語、英文法は中学生レベルです。

 

と言っても、

中学校英語だから簡単ですよ!

というつもりはありません。

おそらくですが、TOEIC Bridge を受ける人は、

  • 久しく英語に触れていなかったり
  • 英語自体をそもそもあまり学習したことがなかったり
  • あらためて1から学習を開始する人

などが多いと思います。

 

英語から離れていると、中学生レベルであろうと普通に忘れますよね(笑)。

人は忘れる生き物なので、どんな分野であろうと触れていないと忘れるのが自然です。

 

ですので、もう一度やり直す意味を込めて

  • 中外英単語
  • 中学英文法

を学び直すことをおススメしております。

 

中学校の知識があれば満点?

じゃあ中学レベルの英単語、英文法が出来れば TOEIC Bridge は万事OK なのか?

というと、必ずしもそうではありません。

 

以前、中学英語が “完璧” ならTOEIC 600 でも不思議じゃない! でお伝えしたことがあるのですが、

  • TOEIC で使われる英文法も中学英文法とその応用がほとんど

です。

 

そして、上記の記事で

中学英語が完璧にできれば TOEIC 600 取れる!

と言っているので、これを TOEIC Bridge に換算すると 90 前後になります。

 

満点ではないものの、 TOEIC Bridge の満点 100 に十分近づきますね。

 

ただ、中学英語が “完璧” ならTOEIC 600 でも不思議じゃない!  の記事でもお伝えしていますが、多くの人は中学英語がかなりのレベルでわかっていたとしても

  • リスニング力

が不十分です。

なぜなら、リスニングの勉強や発音の学習をしっかりしていないからです。

 

何となくイメージできると思いますが、

日本語の発音と英語の発音は根本的に違う

ので、ただ単に聞くだけでは身に付きにくいです。短い期間ならなおさら。

 

中学校でも触り程度に発音は学びますが、

  • ガッツリ発音を学ぶこと

は、普通の場合ほとんどないでしょう。

 

だからこそ、

  • 英語の発音を学ぶことがリスニング対策にとても効果的

です。

 

効果的である理由を含め、発音の大切さについては以下の記事でお伝えしていますので、是非お読みください。

TOEIC の Listening のスコアも急上昇!”発音” で得られる 3 つのメリット

TOEIC の Listening のスコアに直結!”発音” で得られる 3 つのメリット

2019年5月18日

 

ただ、時間内に間違えずに全て解くのは難しい。

 

仮に十分に中学英語を身に着けていたとしても、

時間内に全て解くのは難しい

です。

 

なぜなら

  • Listening 25 分
  • Reading 35 分

という時間制限の中で、

  • 50問ずつ、計 100 問

を解く必要がありますから。

 

Listening では、流れてくる音声に沿って問題を解くので、時間をそれほど気にする必要はありません。

しかしながら、

  • Reading はホントに時間との闘い

です。

限られた時間で正確かつ迅速に英文を読まなければいけないからですね。

あれー、これどういう意味だろう。もっかい最初から読むか、、、

 

と 1 問に時間をかけてしまうと、

  • 他の部分に時間を使えなくなり

結果的にスコアが下がってしまうことも考えられます。

 

しかしながら、

速く解かなきゃ!速くしなきゃ、、、!

と焦ってしまうと、解ける問題を間違えてしまい、スコアが下がる可能性もあります。

 

まあこの辺の感覚というのは、

  • 問題演習を繰り返したり
  • 本番に慣れていったり

で感覚を養っていくしかないと思います。

 

加えて、Listening も時間はそれほど気にする必要がないと言いましたが、

聞いた瞬間に意味がわかる

状況じゃないと考えている間に次の問題に進んでしまいます。

 

と、こんな伝え方だと驚かす感じになってしまいましたが(笑)。

学習していけば身につく部分ですのご安心を。

 

つまり、

Listening と Reading でも時間がない

ということで、対策が必要になります。

 

Listening でも Reading でもスラスラ解くために

結論を言えば、

  1. 英語に触れる頻度を増やし
  2. 反応速度を上げることを意識する

この 2 つが大切です。

 

反応速度というのは、

えーと、主語が来て、この助動詞が来て、動詞があって、、、

と考えるのではなく、

 

  • ああこういう意味ね
  • こういうニュアンスか

と、一瞬でわかる状態を指します。

 

いや、、、そんなハイレベルをいきなり求められても、、、

というのもわかります。

もちろん、最初は理解に時間がかかるのが当然です。

すぐに身につくモノではないですが、これが

英語に触れる頻度を増やす

ことで、徐々に反応速度が上がっていきます。

 

反応速度が上がることで、

  • Listening では聞いた瞬間に理解できるようになりますし、
  • Reading で英文を読む速度も上がります。

 

じゃあどういうアプローチをするかというと、まずは英語の基礎力である

英単語と英文法が瞬時にわかるレベル

を目指します。(最初は出来なくても、目指す目標は高い方がいいので!)

 

具体的に言えば

例えば、

bring, carry, expect, instead

 

の英単語を見て、1秒以内に、

 

bring, carry, expect, instead
持ってくる、運ぶ、予期する、代わりに

 

 

と、意味がわかるかどうかということです。

 

かかっても 1 秒。理想はホントに一瞬です。

 

英文法も一緒で、

have to, must, should, is going to do, be expected, have been to

などが来て、

 

 

have to, must, should, is going to do, be expected, have been to
する必要がある、しなければならない、すべきだ、する予定である、予期される、行ったことがある

 

と、一瞬でわかる必要があります。(これらは英文法のごく一部です)

 

これが出来ると、Listening も Reading を理解する速度が圧倒的に上がります。

英文は英単語と英文法で構成されているので、当たり前の話ではありますが(笑)。

 

では、具体的にどうやって一瞬でわかるようにしていくかというと、その答えは

繰り返しやること

です。

 

  • スキマ時間を使ったり
  • 朝起きた後
  • 夜寝る前
  • トイレに行くタイミング

 

地道にそれを続けてください。

 

つまり、

  • 継続すること

と言い換えてもいいでしょう。

 

ただ、むやみやたらに繰り返すわけではなく、例えば英単語を覚えるときには、

英単語のみを見て、1秒以内に答えられなかったら、それは覚えていないとみなそう

など、基準を上げて繰り返しやり、覚えることが重要です。

 

あとは、同じ英語の音声を聞き、

聞いた瞬間に意味がわかるようにする

などですね。

 

これは 1 度聞いただけでは絶対に出来ませんので、繰り返し聞いてできるようにしていきましょう。

 

ちなみに、こういうときに、

  • 海外ドラマ
  • 洋画
  • 洋楽
  • Youtube

などは学習のハードルがグッと下がるからおススメです!

もちろん、TOEIC Bridge のスコアを上げることとは必ずしも一致しません。

ただ、

  • 根本的な英語力の底上げ

には繋がりますので、工夫して興味あるモノを使ったりすることもご検討ください。

 

ただ、耳を使うこの学習で注意したいのは、

何度も聞きすぎて英語が理解できていると錯覚してしまう

ことです。

 

どういうことかと言うと

こういうストーリーだったから、次はこういう意味なんだろうな~

と、

  • 流れてくる英語を理解しておらず、
  • 流れてくるリズムなどで、以前の記憶を呼び起こしているだけ

の可能性があるということです。

 

これは、

  • 実質何となく聞き流しているだけの状況

ですので、積極的な英語学習とは言えません。

 

同じ英語の音声を何度も聞きすぎると、

何となくニュアンスがわかるようになったけど、英語力は上がってないなあ、、、

と感じる人は、以前の記憶を呼び起こしているだけで、ちゃんと聞き取れていないことが考えられます。

 

これには簡単な解決策があります。

 

それは

聞いた英文を、聞いた後にそっくりそのまま英文として言葉に出せるか(紙に書けるか)

という方法です。

 

ディクテーションとも言われる学習法ですね。

 

何となく聞いているだけではディクテーション出来ないはずです。

ですので確認の意味も込めて、何度も聞いたことある音声をお持ちの方は是非ともディクテーションをやってみてください。

 

結構細かい部分などでつまづいたりして、全部しっかりと英語を思い出せる人は少ないでしょう。

思い出せなければ、それが

  • 何となく聞いていることの何よりの証拠

ですので。

 

逆に言えば、

普段から一言一句聞き漏らさずに理解する意識

で継続すれば、間違いなく英語力は伸びます。

 

いやいや、それを常にやるのは結構難しいんじゃ、、、

という声が聞こえてきそうですが、もちろん簡単ではないでしょう。

最初は厳しいかもですが、案外やってみると慣れるものです。

 

ちなみに、学習全般に言える話ですが、

負荷がかかっていないと学習とは言えない

と思っています。

なぜなら、成長に負荷は必要不可欠だからです。

 

着実に成長するためにも、負荷をかけて学習していきましょう。

 

何となく学習して英語力が定着していない話を別の記事でしているので、もしよろしければこちらもどうぞ。

【非効率な学習というトラップを回避】クライアントさんとの帰りの車中の話。

2021年7月8日

 

まとめ

まとめますと、

  • 中学校英語レベルの単語と文法をしっかりと身に着けた上で、スピーディに理解できるようにするため、繰り返し学習しよう!
  • 繰り返し学習の際には、学習の基準を上げて負荷をかけて学習しよう!

という話をしてきました。

 

まとめるとすごい当たり前の話になりましたね(笑)

まあ TOEIC Bridge も数ある資格試験の 1 つですので、当然と言えば当然です。

この当然のことを意識しながら、一歩ずつ進んでいきましょう!

 

では、今回はこの辺で!!

 

筆者(リモ)のプロフィール

 
「海外ドラマ面白過ぎる、、、!!」
 
という衝撃を高校 2 年の時に受けてから、
 
興味あるモノから学習をし続け
独学、留学なしで TOEIC 965。法人指導経験あり。

効率だけを追い求めた学習をメインとせず、
 
“興味” や “好奇心”
 
にもフォーカスし、主体的に学習することが
 
・”やらされ感” から “知りたい” へ
・圧倒的なモチベーションの持続
・クリエイティブも発動して効率 UP
 
特に TOEIC600 越えのための強力なバックアップ
 
につながると考え、自分の経験をもとに、
 
【興味も使い TOEIC の停滞感を壊し、スコアを大きく上げる】
 
ために活動中。
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