どーも!リモこと本間です。
「TOEIC を受験するのに中学英語から始めようと思うけど、中学英語がもし完璧なら、どれくらいのスコアになるだろう?」
このような疑問を持つ人もいると思いますが、もし私がこの質問にお答えするならば、
「TOEIC600ほどのスコアなら取れるでしょう。そしてそこから点数を上げるのは難しくありません!」
と答えたいと思います。
TOEIC 600 に壁を感じる人も多くいると思いますので、この主張は根拠のない話に聞こえるかもしれませんがこう主張するのには理由があります。
その理由について、これからお伝えしていきます。
最初にお伝えしておくと、TOEIC600の点数配分は
Listening 330
Reading 270
Total 600
が目安です。
では、早速この根拠について説明していきたいと思います。
リスニングで聞く文は、読んでみると簡単
わざわざ言うことじゃないかもしれませんが、TOEIC のリスニングの文は文字で読むと非常に読みやすい文がほとんどです。
しかしながら、この当たり前の事実をちゃんとわかってるというか、このリスニングは英文としては簡単である事実のアドバンテージを活かせてる人は少ない印象です。
多くの人が TOEIC のリスニングの点数がハイスコアではない理由は、リスニングが 1度しか聞けないことが原因の一つとしてあるでしょう。
1 度で話されている内容を理解出来れば、あとは答えを選ぶだけです。
つまり、”しっかりとした聞き取る力” があれば、あとは聞こえた英文を理解するだけで正解できるはずです。
しかし、
聞き取ることが出来ないから苦労しています…
という話もよく聞きますので、 ”しっかりとした聞き取る力”については後で説明させていただきますね。
これから話を進めるために、一度、リスニングが完璧に聞ける、という仮定で話を進めさせてもらいます。
まず、リスニングの文章を読むと難しくない話をしていきます。
リスニングの文章をリーディングしてみる
では、以下の例文をご覧ください。
A. Hey, are you interested in XXX concert?
I was planning to go with my friend, but unfortunately he caught a flu.
B. Thank God! I tried to buy that ticket, but it’s already sold out.
I would love to go with you.
A. Great.There’s one problem. I don’t know why but my car was broken yesterday. So I need to have it fixed tomorrow. I’m not sure how long it takes.
Can you give me a ride?
B. No problem. I can’t wait.
私が作った英文ではありますが、TOEIC のリスニング問題だと思ってください。
理解しやすくするために、あえてTOEICよりも少しカジュアルな表現にしています。
これを 日本語に訳すと、
A ねえ、XXXのコンサートに興味ある?
友達と行こうとしてたんだけど、運悪くインフルエンザになっちゃってさ
B 助かった。チケットを取ろうとしたんだけど、もう売り切れちゃってたんだよね。
ぜひ一緒に行かせてほしいよ。
A よし。一つ問題があるんだ。なんでかわからないけど、車が昨日壊れちゃったんだ。だから直しに行かなきゃいけないんだ。どのくらいかかるか定かじゃないし。
車に乗せてくれないかな?
B いいよ。待ちきれないわ。
というような感じです。
いかがでしょうか?
それほど、英文自体は難しくなかったはずです。
もちろん人によっては難しいと感じる人もいるかもしれませんが、難しい英単語や文法はありません。
これなら理解できそう、と感覚的に思っていただけたら幸いです。
確かに、
加えて、実際の TOEIC では、”ビジネス寄り” の英単語を対策することで、
TOEIC で頻出の単語が載っている、
それぞれ、金のフレーズと、銀のフレーズについて紹介しています。
また、可能な限り英単語は学習したほうがいいです。
確かに、わからない単語があったとしても、
例えば unfortunately (残念ながら、という意味の副詞)で考えてみます。
仮に、この単語が理解できなくても、
しかしながら、unfortunately の意味が分かっていれば、「残念ながら」ということは、
副詞が理解できることで、
今回お伝えするのは、中学英語が完璧ならということでしたので、
ただ、前提として、しっかりと聞き取る必要があります。
ですので、重要なこととしては
一度で聞き取って、それを理解できるかどうか、
になります。
そして TOEIC で必要な文法も半分以上は中学のもの、またはその応用です。
この文法について、掘り下げていきますね。
Reading 270, 多くは中学英文法の応用
高校生になると複雑な文法を学んだりしますが、TOEICでは複
TOEICで使われる英文法は、複雑なものは少なく、
確かに Part5, 6 で細かい文法が聞かれることなどが稀にありますが、TOEIC 600 を取る際には意識しなくとも問題ありません。
TOEIC のリーディングで考えてみると、
例えば、すべきだったというのはshould have 過去分詞形 です。中学では、基本的にこのような英文は出てきません。しかし
should ⁼ すべき
have 過去分詞⁼現在完了
は、それぞれ中学で習います。
これらの中学英語を”完璧”に理解していれば、
もし
I shouldn’t have eaten sushi too much.
と言う文が出てきたとしても、
中学英語を理解していれば、「すべき」というニュアンスと、「
ですので、結果として
「私は寿司を食べ過ぎるべきではなかった」
と、中学生レベルの英文法のみで訳すことが可能になります。
少し強引ではありますが、
さらに、リーディングリスニング問わず、よく登場する “関係代名詞” も中学で学習します。
The girl who is talking to my mother is my sister.
私の母と話している少女は、私の妹(姉)です。
などは、中学3年生で習います。
TOEICのリーディングでよく出てくる関係代名詞を使ったもの(関係代名詞が省略されているものも含む)も、基本は中学で習うものになります。
加えて TOEIC のリーディングセクションの満点は495 です。60 % にギリギリ届かなくとも、270 は行きます。
つまり、中学で習う英語文法を “完璧” に できるなら、TOEIC のリーディングセクションでスコア270ほどなら達成できるはず
なお、リーディングセクションは時間との勝負ですので、
こちらも少し強引ではありますが、”完璧” に中学レベルができているなら、
“完璧”に理解できているならば、
では、続いて TOEIC のリスニングが330 の理由についても、掘り下げてみたいと思います。
リスニングが330の理由
まず、優秀な中学生だとしても、
なぜなら、
帰国子女のような中学生を除けば、
たしかに、thの発音,LやRの発音の話は中学校の先生から聞き
しかし、
重視されるのは文法の理解と単語や熟語の暗記です。
ですので、
中学校で “さわり程度” 教えてもらう、
th の発音や R,L の発音、
Why don’t you を 「ホワイドンチュー」と
読む英語の発音の法則性をちゃんと理解していれば Listening で350は取れるはずです。
加えて、冒頭でお伝えした通り、
そのため、正確に聞き取りさえすれば、
つまり、読む英語の発音の法則性を理解していれば Listening で330は取れるはずです。
※ こちらも強引で恐縮ですが、それぞれの国の発音の癖も、[発音] という範囲に入れたと仮定します。
少し論理が強引に感じてしまうでしょうが、いずれにせよ私たちは発音を学ぶ機会が圧倒的にありません。
この発音学習が、冒頭で話した “しっかりとした聞き取る力” につながります。
発音をしっかりと身に着けていると、1 回で聞き取ることは十分に可能なんです。
高校や大学に進んでも、英語専門の学科や学部でない限り、発音の授業はありません。
たとえ専門の学科や学部で発音の授業を受けたとしても、十分に発音を身に着けられない人もいます。
ということで、発音を含め、中学英語を “完璧” に学んでいるという前提で考えると、やはりTOEIのリスニングセクションで、スコア330 が取れてもおかしくないと思います。
まとめ
以上が、中学英語が”完璧”にできていればTOEIC600は取れると考える理由です。
”完璧”を強調しすぎた感は否めませんね(笑)。
しかしながら、お伝えした通り、実際は発音の勉強も中学ではせず、それほどリスニングを聞く時間がないので、スコアを上げるためにはリスニング対策が課題になっていきます。
ですので、TOEIC 対策のためにしっかりと発音やリスニングに時間を割く必要があるでしょう。
しかし、逆に考えると、
中学レベルの文法と単語を知っていれば、あとは発音を磨いてリスニングを繰り返し、TOEICの参考書を解いていけば自然と点数は上がっていきます。
これは朗報ではないでしょうか?
なお、途中でもお伝えしましたが、
一から英単語を学ぶ場合には、初級者向けの英単語帳、
銀フレの使い方を徹底解説!初めての TOEIC 対策には必須!
また、ここまで伝えた理想の状態で、
今回は単語をそれほど深く考えずにここまで説明してきましたが、単語の力は偉大ですので、よろしければ上記の記事も是非お読みください。
わからない単語を周りの状況から推測して考えるのと、単語がわかって理解するのでは、月とスッポンくらい理解度が違うときがあります。
ですので、発音を含め中学英語を完ぺきに理解し、金フレで単語を身に着けて獲得するのが TOEIC 700 の理想の形だと思ってます。(最短的な意味で)
加えて、公式問題集をやり込めば、確実にスコアは上がります。
しかしながら、やり込むのには、リスニング力が不可欠です。
このサイトで何度もお伝えしているとおり、発音を身に着けない状態のリスニングは穴の開いたバケツで水を汲むように、費用対効果が薄いです。
発音を身に着けて、リスニング力を上げて、多聴をして英語力を伸ばしていけばTOEIC 600、700、その先を目指せます。
しかも、中学英語が “完璧に” にできることで、洋画、洋楽、海外ドラマから英語を学ぶのも楽になりますからね。
英語字幕とか英語の文字情報があれば、中学英語で何とか理解しようとはできるからですね。
話それましたが、英語の基礎力である 中学英語をおろそかにせずに、しっかりと英語力をあげていきましょう。
では、今回はこの辺で!!
P.S
質問や疑問がありましたら、遠慮せずにご連絡ください!
学習法のアドバイスなどもさせてもらっています!
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