「「B」と「V」、「Th」と「S」、「L」と「R」、リンキング、リエゾン、フォニックス…やってみたけど、いまいち実感が湧かないや」
発音の練習をしていて、このように感じる人は多いと思います。しかし、そこで歩みを止めてしまうのは、非常にもったいないです。
今回は、月並みではありますが、続けることの大切さと、その力について、私の体験談を交えながらご紹介したいと思います。前半2つはリスニングに関する経験で、最後の一つは英会話に関するものです。
最初に、何かを続けるときに知っておくべきことが何なのかお伝えします。
- 習慣になる
- 他人と差がつく
- 実力は階段状に伸びる
上に挙げた3つを、私の経験を挟みながらお伝えしていきます。全て続けたものが結果はついてきます。英語学習全般においても、例外ではありません。
習慣になる
これは、私が大学生の時の話しですが、海外ドラマをドハマりしていました。家にテレビがなかったこともあり、家で食事をするときは常に海外ドラマを見ていました。
この生活を続ける中で、「食事をする時は海外ドラマを見る」というのが私の習慣になっていきました。
この習慣があり、新しい海外ドラマがなくても、「あの海外ドラマもう一回見てみるか」と思い、一度見た海外ドラマを見ていました。
「じゃあ今回は英語字幕にしてみてみよう」となり、英語字幕で海外ドラマを見ることをやり始めました。
一度見たものなので、ストーリーの大枠は知っています。英文を見て、リスニングをして、「ああこれはこういう意味なのか」という発見も出てきます。
おかげで、どういった英文や英単語がどう発音されるというのが、少しずつわかってきました。これは、私のリスニングを大きく飛躍させたと思います。
他人と差がつく
もちろん、英語字幕で見ていたら、わからない単語はたくさん出てきます。
このときに、自分の中でルールを決めました。
それは、「海外ドラマを1話見るたびに、3回以上電子辞書を開いて調べる」。
3回、これは非常に少ない数です。帰国子女でもないので、海外ドラマを英語字幕で見て、知らない英単語は何十個と出てきます。
これをすべてやり続けることができたら、大きな力になると思います。しかし、完璧を追いかけるようなことが長続きしないのは知っていました。
長続きするコツのようなものだと思いますが、圧倒的にハードルを下げることで、少しづつながら続けることができました。また、調子がいい時は、1話見ているときに、10回とか電子辞書を開くこともありました。
やり始めたら調子が出てくる。というのは、よく聞く話です。その最初の一歩を踏み出すハードルを下げるためにも、簡単に続けられるものをコツコツやっていきましょう。
実力は階段状に伸びる

別の話になりますが、海外旅行した時の話をさせてください。
大学2年生の時にオーストラリアに10日ほど滞在しました。オーストラリアに行く直前の2週間などは、英語の日常会話の練習を少し予習をしていきました。
2週間の間は、スマートフォンのアプリを使い、日常英会話を学んでいました。しかし、いざオーストラリアに行ってみると、現地の人と英語でコミュニケーションはほとんどできませんでした。
その時のショックはとても大きく、その後日本に戻ってきてから、英語の日常英会話を少しずつ学び続けました。その時のショックがバネになっていたのもあり、毎日5分ほどの短い時間でしたが、続けられました。
そして、たまたま留学生と喋る機会があると、思ったよりも英語を喋れる自分に気が付きました。学んでいたものが、生きた瞬間は嬉しかったです。
長くなりましたが、言いたいことは一つです。すぐに実力は着きません。思わぬところで、実力が出てきます。
英語の発音を練習していると、自分で発音が変わってくることを実感できる瞬間が来ます。その瞬間がいつ来るかはわかりませんが、正しい方法で続けていれば、必ずその瞬間はやってくるでしょう。
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