こんにちは、リモです。
このブログでは、発音の大切さについては都度都度お伝えしていますが、今回は特に発音の反復に絞ってお伝えしていきます。
ちなみに、今回ご紹介する方法は根本的には、英語の発音のみならず、全ての勉強方法に当てはまる方法です。
反復や繰り返し、復習が大切であるのは、何となくイメージできると思います。
今回は、
「私はこういった勉強方法を実践している、してきた」
という紹介を込めて、少しでも発音学習に身が入るような話をしていきますね。
発音のメリットについて
発音を改善していくことで、TOEIC 学習のみならず、英会話においても、非常にメリットがあります。
メリットについては、こちらの記事でお伝えしていますので、是非お読みください。
ざっくりとお伝えしますと、
- リスニング力が上がる
- 英会話に移行したときに、自信を持って会話できる
などのメリットがあります。
自分が発音できない音は聞き取れないと言われているため、発音を学ぶことで、リスニング力が向上します。
英会話に関しても、発音を学ばないで話すよりも、圧倒的に発音のルールに則って話すことで、間違いなく聞き取りやすい英語になりますからね。
個人的には、発音が出来ることで音読がしやすく、最初は音読が楽しくなるなども重要なメリットだとも思っております。
音読に関しても、以下の記事でお伝えしていますので、よろしければお読みください。
では、発音のメリットを共有できたと思いますので、反復の話をさせてもらいます。
反復が大切?またそれか…
「勉強には反復が大切だ!」
と、学校で何度も言われてきたことでしょう。
学校では、予習、学校の授業、復習、テスト勉強(これも復習)… を通して、同じことを何度も学んだはずです。
これはまさに反復学習ですよね。
小さいころから反復学習を続けてきたはずですので、多くの人が反復学習を経験してきていると思います。
ですが、特に発音で反復を実践している人は、あまり多くない気がします。
なぜなら、復習と言う作業は単調で、決して興味を引くものではないからです。
雑に言ってしまえば、「面白くないから」ですね(笑)。
特に、英単語学習や文法学習であれば、答えを見れば意味が分かりますが、発音の練習に関しては答え(CD や音源)は聞けても、答えの発音をしっかりと自分が出来ているかの判断が難しいです。
最初に取り組んでいる段階から、上手くなっている自信もないため(フィードバックがないため)面白くないのに、更に反復練習という面白くないことを続けるわけですから、続かないのも無理はありません。
とはいっても、繰り返しやらないことには、発音は身に着きません。
発音の練習 = スポーツの練習
発音は、口を使っているのでスポーツの習得に近いと考えています。
ですので、最初は出来なくて当たり前。
多くの人が、素振りや基礎連をして、少しずつプレーが上達していくはずです。
発音もこれと同じです。
最初は、よくわからない、発音によっては窮屈な口の形や慣れない舌の動きをしながら、少しずつ発音が出来るようになっていくのです。
では、少しずつできるようになるためには、どのようなアプローチで発音を改善していけばいいのでしょうか?
そこでご紹介したいのは、反復する時間を減らし、反復する回数を増やす方法です。
効率のいい発音の反復方法は?
結論からお伝えすると、反復する時間を減らし、反復の回数を増やしていきます。
簡単に言うと、1回あたりの時間を減らし、回数を増やす、ということです。
厳密に言えば、反復回数を増やしたら反復する時間は増えるのですが、そのツッコミはなしでお願いします(笑)。
L と R の練習をするとなった場合なら、
「L は、前歯の付け根あたりに、下の先端を付けて、発音するから… この辺?もうちょっと上かな?それとも下?」
と、時間をかけるのではなく、
「L は、前歯の付け根あたりに、下の先端を付けて、発音するのね!おっけー!じゃあ L L L L L(実際に発音練習している)!」
のような感じです(笑)。
ちょっと文字だと伝わりにくいかもしれないんですが、考えるのに時間を使うわけではなく、実践することに時間を使いましょう、ということですね!
なぜなら、結局正しい発音かそうでないかの判断は難しいですし、誰かに教わったとしても、発音の感覚をつかむためには反復が必要になるからです。
ですので、1回の時間を減らし、回数を増やしていきましょう。
ちなみに、これは英単語でも同じです。
「新しい英単語を覚えよう!」
となった後、学校に勧められた勉強法では、ひたすら英単語を書いて覚えるように指示された人が多かったのではないでしょうか。
そのような宿題を何度も経験したことがありますからね(笑)。
覚えるために書く作業は、反復する作業にあたりますが、非常に時間がかかります。(反復する時間が長い)
いっそのこと、覚えるために書くのをやめて、覚えるために喋ったとします。
書くのと喋るのでは、喋るほうが必要な時間は圧倒的に少ないはずです。(反復する時間が短い)
Congratulation (祝い) を書くのと喋るので比べた場合、Congratulation と書けば約3秒かかりますが、Congratulation と喋れば 1 秒もかかりません。
その差は 3 倍です。
同様に、反復に要する時間も変わります。(あくまでここでは、英単語の意味を覚える、ことに主眼を置きました。英単語のスペルを覚えて書けるようになるには、書く必要がないとは言いません。)
これが私が実践している反復時間を減らす方法です。
具体的に英語発音の勉強で、どう反復していくか?
先ほどの説明の通り、反復する時間を減らして反復回数を増やしてほしいと伝えました。
具体的にどのように取り組むかというと、ひたすら口や舌の動きを繰り返しましょう。
少し乱暴ですが、
「口を動かしまくれ」
ということになります(笑)。
シャワーやお風呂の間に、L と R の舌の位置などを実際に発音してみたり、B と V の発音の違いを実践してみたり、
break と bleed をひたすら交互に喋り、R と L の違いを意識してみたり。
発音の際の口や舌を使って反復することは、声に出さなければ場所に関係なくできるため、やろうと思えばどこだってできます。
こういうときにマスクがあると周りからもバレませんよ(笑)。
周りに人がいる場合、他の人の迷惑にならない程度にしましょう。
反復しようとして、
「あれ?ここってどういう違いがあったんだっけ?」
と気づくこともあるはずです。
反復してこその気づきですね。
私の体験談になりますが、お風呂に入っているときに L と R を交互に発音してみたり、通学中にマスクを着けながら舌を動かしたりしていました。
ちなみに、L と R を交互に発音すると
「ルー、ぅー、ルー、ぅー」
みたいになります(笑)。
1 日 15~30 分 前後だったと思いますが、2,3か月で、自分でわかるくらいには発音の違いを理解できるようになれました。
結果として、お世辞でも海外の人や日本の人と英語で話すときに、「発音良いですね!」と言ってもらえるようにまで改善出来ました。
私が大学 2 年生のときに、オーストラリアでカタカナ英語で挑み、まったく聞き取ってもらえなかった状況から考えると、かなり成長できたはずです。
英語の発音に関してはストレスなくコミュニケーションができるようになれました。
1 つお伝えしたいのは、だからと言って私の発音が完璧であるわけではありません。
細かい部分でまだ改善できる部分はあると思います。
ただ、一定レベルになれば、TOEIC のリスニングで満点を取ることや、外国の人と英語でコミュニケーションを取ることは十分に可能です。
また、発音が出来るようになることで、自信を得ることもできますからね。
好きなモデルがいると反復も楽しくなる
ちょっと特殊な例だと思いますが、私の話を少しさせていただきます。
私は海外ドラマがとても好きで、その登場人物に憧れていました。
Prison Break の主人公の名前が Michael なんですが、カタカナ読みだと マイケル になります。
けれども、Prison Break の中では、みんな「マイコゥ」みたいな発音で呼ぶんです。
なんかカタカナで書くと面白いですけど(笑)。けど実際そうだったんです。
登場人物のような発音をしたいと思っていたので、シャワーを浴びながら 「Michael (マイコゥ)、Michael (マイコゥ)、Michael (マイコゥ)、」と何度も言ってたときもあります(笑)。
このように、誰かモデルにしたい英語の発音をしている人がいれば、そのモデルになりきって発音練習するのもお勧めです。
まとめ
発音はそもそもあまり面白いものではないため、反復作業はそれ以上に面白みが薄いこと。
けれども、反復しないことには身に着かないため、反復時間ではなく、反復回数を意識して、取り組んでいこうという話をしてきました。
幼少期を外国で過ごさずとも、日本にいながら、成人した後に英語の発音を習得することは十分に可能です。
私も、ちょうど 20 才くらいのときに発音を学びだしましたからね。
小さな成功体験は大切ですし、発音に力を入れている人は少ないですので、他の人との差別化にもつながります。
今回ご紹介した方法は、すぐに使えるものですので、是非積極的に空き時間を見つけて、マスクを着けて続けてみてください(笑)。
少しずつ繰り返し反復し、英語の発音を正しいものに近づけていきましょう!
では、今回はこの辺で!
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